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■FEATURE■04 2003年アルバム・ベスト50
2003年に発売されたアルバム・ベスト50です。
ここで紹介してる作品はどれもお薦めなんだけど、順位を付けてみました。
音の好みなんて人それぞれだと思うけど、なんかの参考になればいいなって思います。

1 POLARIS
『FAMILY』
2002年のベスト50でもPOLARISの前作『HOME』を1位にしたんだけど、今年もPOLARISが1位。もう元○○の人がやってるとか関係ない。リリースされたのは今年後半だけど、聴いた回数は一番多かったかもしれないな。愛と幸福感に満ち溢れた素敵な素敵なラブポップ集。全部良いんだけど、M-1『星に願いを』〜M-3『流星』の流れが良すぎ。
2 クラムボン
『imagination』
クラムボンの5作目となるオリジナル・フルアルバム。MICE PARADEのアダム・ピアーズ、IVYのアンディ・チェイスなどをプロデューサーに迎えた前作で吸収したものを、ほぼメンバーの3人だけで昇華。ポストロックもエレクトロニカも軽く飛び越したポップソング集。実験的なことを取り入れながらも絶妙にポップで多くの人にアピールできる作品。M-10『FOLKLORE』は名曲中の名曲。
3 ASANA
『KUPU KUPU』
名古屋のポストロック・ユニット。1枚目の作品とは思えないくらいに完成度の高い作品。ガムランやカリンバ、シタール、ウクレレ、アコギ、様々なパーカッションなどの生音とアナログシンセの暖かい響きが作り出す夢心地な音世界。今年、聴いたインスト作品の中では1番良かった。最初から最後まで気持ちよすぎ。名古屋でのクラムボンとのセッション見たかったな。
4 THE MICETEETH
『MEETING』
大阪発の歌心を大切にしたスカ・バンド。これが1stアルバム。暖かく心地よいスカ・サウンドにボーカル、次松大助のとろけるような歌声。最高にロマンチックで、ちょっぴり切ない。アルバム全体の流れも凄く良かった。M-4『素晴らしい日々』は超名曲。ホント泣ける。スカって括りにとらわれずに、もっと多くの人に聴かれるべき音だと思うな。
5 HIFANA
『FRESH PUSH BREAKIN'』
KEIZOmachine!とジューシーの2人による完全手動ブレイクビーツユニット、HIFANAの1stフルアルバム。ヒップホップを基調として、レゲエ、ダブ、ファンク、テクノ、エレクトロニカ、ロック、民族音楽などを独自の感覚で消化&昇華。ただただカッコよく、そして楽しく鳴らしている。DVDも付属してて全身で楽しめる作品。楽しい音が好きな人は是非是非、これで踊ってくださいな。最高にフレッシュ。
6 BACK DROP BOMB
『NIPSONG』
BACK DROP BOMBの2ndアルバム。高度な演奏と複雑なアレンジ、予測不可能な曲展開、クセになるメロディ。聴けば聴くほど発見のある密度の高い作品。聴けば聴くほど良くなってくる。分かりやすさは前作より減少したけど今作のほうが断然かっこいいと思う。大傑作のロック・アルバム。日本のヘヴィロックなんてって馬鹿にしてるような人はこれを聴いてぶっ飛ぶべき。
7 HALCALI
『ハルカリベーコン』
現役中学生2人組、ハルカリの1stアルバム。リップスライムのメンバーやスチャダラパー、FANTASTIC PLASTIC MACHINE、KOHEI JAPAN、NATHALIE WISEなどの良質ヒップホップトラックに、ハルカリの2人のゆるいゆる〜いラップが絡む。絶妙のポップ感、キュート感、ヒップホップ感。ヒップホップとしてもポップスとしても絶品。CCCDなことだけが残念。
8 DCPRG
『STRUCTURE et FORCE』
DATE COURCE PENTAGON ROYAL GARDEN(DCPRG)の2枚目のオリジナル・アルバム。基本はジャズなんだけど、ファンク、ロック、プログレなども吸収。深い音構造と力強いサウンド。これは『複雑な「構成」とマッシブな「力」を身にまとったMILES DAVIS』だ。今年の菊地成孔の仕事の中で一番好き。
9 THE BAND APART
『K AND HIS BIKE』
THE BAND APARTの1stフルアルバム。基本は英詩のギターロック。ボサノヴァ、ディスコなどからメタルやPELE系のポストロックまで、様々なジャンルを効果的に取り入れたアレンジが素晴らしい。メロディも極上。彼らの作品は日本のパンクロックのコーナーに置かれがちだけど、周りに置いてあるCDなんて比にならない出来。ギターロック好きな人は聴いておいたほうがいいと思う。
10 METALLICA
『ST.ANGER』
2003年終了直前に聴いたんだけど、ぶっ飛んだ。変拍子や複雑なリズムを取り入れつつも圧倒的なパワーとスピード、そしてヘヴィネスで突っ走る75分間。暴れるも良し、踊るも良し、じっくり聴き込むも良し、さらにはヘッドバンギングするも良し。非常に完成度の高い作品です。メタリカなんて時代遅れ・・・なんて言わずに是非聴いてみて欲しい作品。。
11 NUJABES
『METAPHORICAL MUSIC』
これまでにFIVE DEEZやFUNKY DLなどとも競演、世界的に活動してきたトラック・メイカー、NUJABESの初のソロ・アルバム。もうとにかくトラックが素晴らしい。ピアノやストリングス、生ギターなどをメインに、ジャジーでメロディアス、堪らなくメロウでウォーミング、ため息が出るほど美しい。SHINGO2のMCをフィーチャーしたM-12『F.I.L.O.』が最高すぎ。
12 イルリメ
『鴨インザハウス』
関西のヒップホップ・ユニット、イルリメの3rdアルバム。新曲を14曲収録のDISC1と、独自のダブ・インスト12曲を収録したDISC2の2枚組なんだけど、特にDISC1が素晴らしい。前作までの実験的な部分はそのままに、よりキュートに。メロディが今までより分かりやすくなって、ポップさが増した。絶妙の実験性と絶妙のポップ感。言うことなし。彼のミックスCDも素晴らしかった。
13 KB
『PAID HOLIDAY』
このランキングは2003年に発売したもの限定でやってるんで省いたけど、本当はベスト5に入れたいくらいに気に行ってたインスト・バンド、PEPE CALIFORNIAのギタリストのソロ作。ソロと言っても基本は変わらず、ポストロック、エレクトロニカ、レゲエなどを消化した南国感いっぱいのインスト・ミュージック集になっている。めちゃくちゃ気持ちいい。
14 SORA
『RE.SORT』
PLOPよりリリースのSORAの初アルバム。真夏の太陽のようにキラキラしたエレクトロニクスと、暖かく穏やかなボサノヴァなど南国音楽との融合。エレクトロニクスとアナログのバランス感覚、カット&コラージュ、音色、音の構築、メロディ、どれをとっても絶妙で完成度高し。今年、聴いたエレクトロニカの中では一番良かった。
15 PUFFY
『NICE』

PUFFYの4枚目のアルバム。今作は奥田民生はノータッチで、PUFFYの名付け親でもある、元ジェリーフィッシュのアンディ・スターマーが全面プロデュース。アンディ・スターマーらしい素敵なパワーポップ・ナンバーがズラリ。捨て曲なし。アルバムとしての完成度はこれまででダントツだと思う。それなのに売れなさすぎ。

16 YUKI
『COMMUNE』

元ジュディマリのYUKIのソロ2作目。ゲストや作家陣にアイゴン、GREAT3の高桑圭、白根賢一、スカパラの沖祐市、NAGO、茂木欣一、ポラリスの柏原譲、ハイスタの恒岡章、ブッチャーズの小松正宏、スネオヘアー、キセルなどを迎えた良質ポップ集。M-5『ロックンロールスター』から最後までの流れは完璧。隠れた名盤です。

17 LABCRY
『LABCRY』
山本精一とも交流のある大阪のバンド、LABCRYの5枚目のアルバム。今作も前作と同じく、MIXエンジニアはROVOの益子樹が務めている。いい歌、いい演奏、いいメロディが、いい感じに並んでる“うたもの”作品。もうただただ夢見心地。羅針盤とかサニーデイサービスを好きな人は聴いて損をしないと思う。
18 レミオロメン
『朝顔』
山梨出身の3ピース・バンド、レミオロメンの1stアルバム。スピッツとさよスト期のくるりの中間を行くような日本情緒漂うギターロックにミスチルの普遍的なポップ感。捨て曲なしの高品質ロック・アルバム。これがリリースされたときは色々あったし、残念なことにCCCDなんだけど、いいものはやっぱいい。大傑作。
19 奥田民生
『LIVE SONGS』
5奥田民生のソロデビューから2003年に至るまでに行われた、全国各所でのライブ音源から選りすぐったベストテイク・トラックをCD2枚組に収録した作品。最初から最後まで、とにかくロックンロール。ロックンロールと言えばやっぱりライブ。今作は名目上はライブ盤なんだけど、普通のベスト盤以上にベスト盤だと思う。
20 MICE PARADE
『OBRIGADO SAUDADE』
ディラングループのアダム・ピアーズのソロユニット。って言っても既にこっちがメインとなりつつあるような気がするけども。今作はmumのクリスティーン・ヴァルティースドッティの歌をフィーチャーした曲もあったりして少しポップに。複雑なリズムのドラムに美しいアコギ、バイオリン、ピアノなどの生楽器、エレクトロニクス、ノイズが絶妙のバランスで絡み合って気持ちよさ全開。
21 羅針盤
『福音』
山本精一率いる羅針盤の5作目。インプロの要素が強かった前作から一転、今作は歌を前面に出して、とても普遍的なポップスを展開。演奏は地味ながらも、しっかりと作りこまれていて聴くほどに味が出てきて、じわじわと胸に染み入っていく。何度も何度も聴きたくなる。そして、聴けば聴くほど響いてくる。ゆっくりじっくり楽しみたい作品。
22 THE BACK HORN
『イキルサイノウ』
THE BACK HORNの3枚目のアルバム。時には激しく時には優しい、感情豊かなロックなサウンドにエモーショナルなボーカル、文学的な歌詞。今作は前作よりもポップ度が少し増して聴きやすくなった。とにかくM-11『未来』は名曲。CCCDじゃなかったら良かったのにな。
23 OUTKAST
『SPEAKERBOXXX / THE LOVE BELOW』
グラミー賞受賞ラップ・デュオ、OUTKASTの5作目となるアルバム。今作はメンバーのビッグボーイとアンドレ、それぞれが主導権を握るディスクが2枚。どちらも良いんだけどアンドレのディスクが非常に素晴らしい。BECKの『オディレイ』を超える実験性と衝撃だった。てか、ここまでで外国のアーティストはたったの2組目。
24 ACIDMAN
『LOOP』
ACIDMANの2ndアルバム。まだまだ課題もいっぱいあるけど、非常に優れたロック・アルバムだと思う。このバンドはもっと注目されるべきだと思う。そういうバンドをCCCDにするのは本当に勘弁して欲しい。
25 NIRGILIS
『テニス』
大阪を拠点として生まれた女2人男3人から成るユニット、ニルギリスの1stアルバム。 様々なジャンルを吸収したクラブミュージック寄りのトラックに、ソウルフルな女性ボーカル。程よくキャッチー、遊び心もいっぱいで楽しい作品。12位のイルリメも参加してます。4位のMICETEETH、7位のHALCALIと並んで個人的には2003年新人賞。
26 SKETCH SHOW
『LOOPHOLE』
元YMOの高橋幸宏と細野晴臣によるスケッチ・ショウの2ndフルアルバム。細かい粒子のような電子音とアコースティックな楽器の融合。計算しつくされた音響的な音配置。そして美しいメロディ。コーネリアスのリミックス・バージョンを収録してたり、朋友・坂本龍一との共作があるなんて付加情報は関係無く素晴らしい作品。
27 SPANK HAPPY
『VENDOME LA SICK KAISEKI』

菊地成孔と岩澤瞳の2人組ポップ・ユニット。深く重く憂鬱、そして支離滅裂。ぐねぐねしてドローンとしたポップス。ポップスなんだけどハウスで、ハウスなんだけどジャズ、ジャズなんだけどポップス。いかにも、菊地成孔がやってるポップ・サウンドって感じ。タイトル・トラックがとにかく素晴らしい。

28 ASIAN KUNG-FU GENERATION
『君繋ファイブエム』
ヘヴィーでちょっとメタリックなギターが印象的、とってもストレートでキャッチーなギターロック。サウンドは下北あたりにいっぱいいそうな感じの音なんだけど、どの曲も分かりやすいアレンジで、メロディーはとにかくキャッチー。ディスコ・ビートを取り入れたM-11『君という花』が秀逸の出来。
29 ACO
『IRONY』
ACO、通算6枚目のアルバム。なんとmumが1曲プロデュースで参加。他の曲たちも、mumに通じるような、暖かくて、どこか懐かしいエレクトロニカ・サウンドが並んでいます。もともとあったACOの歌の美しさが、エレクトロニカ的なサウンドに絶妙にマッチ。他の日本の同じようなサウンドよりもメロディが良いです。傑作。
30 GOMA
『IN A JUNGLE』
日本人ディジュリドゥ演者、GOMAの5枚目のアルバム。ディジュリドゥとバリの伝統音楽のガムランやバンブージョゲット、ケチャなどとのコラボレート作品。深く深く神秘的な南国音楽。めっちゃトランシー。インスト・ナンバーも良いんだけど、ブルーハーブのBOSS THE MCが参加した曲もほんとヤバイ。トリップトリップ。姉妹作『JUNGLE CHAMPLU』も傑作。
31
『マラケシの花』
TSUKI NO WAのフミノスケ率いる4人組、棗の1stアルバム。「和」や「インド」の雰囲気の漂う音響サイケデリック・フォーク。フィールドレコーディングや、民族楽器、エレクトロニクスを駆使した極上の演奏に、フミノスケの圧倒的に美しい歌。日本、韓国の民謡やジャズボーカルの日本語カバーをやったりしてるんだけど、どれも本当に素晴らしい。傑作。“うたもの”好きは是非是非。
32 HiM
『MANY IN HIGH PLACES ARE NOT WELL』
ダグ・シャリン率いる、HiMの通算6枚目のアルバム。アフリカ音楽色がアップ。アフリカ・トラディショナルっぽい男性ボーカルの曲から、mumのクリスティーン・ヴァルティースドッティの美しいボーカルの曲までボーカル曲も多めなんだけど、それがホント素晴らしい。踊るにも良し、部屋でのBGMにも良し。MICE PARADEとか好きな人にお薦め。
33 RAM
『HOME FAMILY LOVE』
WORLD STANDARDの鈴木惣一郎、MOOSE HILLの伊藤ゴロー、KAMA AINAの青柳拓次などによるユニット、RAMの1stアルバム。暖かくて優しくて、美しくて、そして親しい感じ。ホントLOVEがいっぱいで、とびっきりピースフル。日差しの下で聴いたら最高だった。「幸せ」って言葉がほんとピッタリ。ジャケットも幸福感いっぱい。
34 B. FLEISCHMANN
『WELCOME TOURIST』
MORR MUSICのB.FLEISCHMANNの2枚組大作アルバム。みんなが思い描いてる理想のMORR MUSICをそのまま音にした感じの甘く美しい純粋なエレクトロニカ作品。生音とエレクトロニクスによる美しくメランコリックなサウンドスケープ。絶妙に心地いいビート感。適度のポップ感。アルバム全体を通してのドラマチック感。まるで色んな国々を旅しているようなバラエティ感。素敵です。
35 SPANOVA
『FICTIONAL WORLD LULLABY』
SPANOVAの通産5作目。程よくロックで程よくポップ、そして程よくクラブミュージック。それらが全く新しい形で程よく融合。インスト曲も良かったんだけど、アダルトな雰囲気なボーカル曲が断然良かった。とってもソウルフル。これぞ新世代のポップスです。
36 THE BAD PLUS
『THESE ARE THE VISTAS』
チャド・ブレイクのプロデュース。ピアノ、ベース、ドラムのジャズ・トリオ。ダイナミックでロック好きにも十分アピールできるジャズを聴かせてくれます。NIRVANAの『SMELLS LIKE TEEN SPIRIT』やAPHEX TWINの『FILM』、BLONDIE'S『HEART OF GLASS』のカバーも収録。クラムボンを好きな人にも是非聴いて欲しい作品です。
37 MANUAL
『ISARES』

MANUALの限定4曲入りEP。MANUAL節全開。極上のセンチメンタル、極上のロマンティズム、極上のメロディ。正直、マンネリ感いっぱいなんだけど、やっぱり良いモノは良い。今回もしっかり泣かせてくれます。

38 SBK
『RED FLASH』
SBKの本気の1作。ロック、ヒップホップ、テクノ、R&Bなどが高次元でミックスされて、最近ヒットチャートを賑わせてるようなミクスチャー風アイドルバンドにカツを入れるような本気のミクスチャー・サウンドになってます。ケミカルブラザーズもぶっ飛ぶようなM-11『FIGURE IT OUT』が気持ちよすぎ。思わず体が動いてしまうこと必死。
39 ACOUSTIC DUB MESSENGERS
『CHACO』
フルート、ヴァイオリンの斎藤(双子)姉妹、ギター・吉田浩太郎、ベース・高橋佑冶、ドラム・菅沼雄太からなる、アコースティック・インスト・グループ、ACOUSTIC DUB MESSENGERSの2ndアルバム。小気味の良いドラムに、温かみのあるベース、涼しいアコギ、そこに斎藤姉妹か奏でるフルート&バイオリン。文句なしに心地良い。
40 SAIGENJI
『LA PUERTA』
あちこちで引っ張りだこなギタリスト&ボイス・パフォーマー、SAIGENJIの2ndアルバム。ボサノヴァを中心としたブラジル音楽をとびっきりポップに日本語で料理。演奏や歌やスキャットはとってもブラジリアンなんだけど、日本語のはめ方は絶妙だし凄くポップス然としている。ボサノヴァ好きな人はもちろん、POLARISやハナレグミなんかを好きなにもおすすめです。
41 PASE ROCK
『BULLSHIT AS USUAL』

オハイオ州のヒップホップ・ユニット、FIVE DEEZのMC担当PASE ROCKのソロ・アルバム。トラックを担当しているのは11位のNUJABES。彼独特のジャジーでソウルフル、メロウでグルーヴ感たっぷりのトラックに、PASE ROCKの暖かく表情豊かなフロウが絡む。普段、ヒップホップを聴かないような人で、ジャズやハウスなんかが好きな人にも聴いて欲しい作品です。

42 polyABC
『HOMING PIGEON』
男女ツインボーカルのギターポップバンド。これは1stフルアルバム。疾走するギターサウンドに甘く切ない男女ボーカル。キラキラと心地よく、キュンっと胸の琴線を揺らされまくり。ギターポップを軸にしつつもパンク、シューゲイザー、メタル、テクノなど、様々なサウンドを取り入れてホント素敵な感じ。今年、聴いたギターポップの中ではダントツでナンバー1。
43 ODANI MISAKO TO-TA
『FEATHER』

シンガーソングライター、小谷美紗子がイースタンユースから二宮友和(ベース)&田渕ひさ子(ギター)、さらにSUPER BUTTER DOGの池田貴史(キーボード)、中村一義バンド100sの玉田豊夢(ドラム)と組んだユニット。小谷美紗子の時には優しく、時には力強く、表情ゆたかで感情ゆたかなボーカルとロック・サウンドの相性は抜群。何よりも荒井由実『ひこうき雲』のカバーが良すぎだった。

44 SHIRO THE GOODMAN
『踊り続けて飯が腐るのだ』

JOSEPH NOTHINGやCOM.Aが所属するエレクトロニカ・レーベル、ROMZの主催者、SHIRO THE GOODMANのミックスCD。ラガを基調に、エレクトロニカ、テクノ、ヒップホップ、 ブレイクビーツ、ジャングル、ガバ、ダンスホール、サーフロックまでの多種多様な音源を暴力的に、ギタギタの狂いまくりにミックス。壊れすぎ、やばすぎ。

45 I AM ROBOT AND PROUD
『GRACE DAYS』
I AM ROBOT AND PROUDの2ndアルバム。キラキラピコピコフワフワ。そんな感じのエレクトロニカ。メロディも切なく良質で泣かせてくれる。目新しい部分なんて正直言って全然ないけど、音の音色、鳴り方、メロディなんかがホントに絶妙だった。今年のエレクトロニカ作品の中で聴いた回数はこれが一番かも。
46 くるり
『ジョゼと虎と魚たち』

くるりが全編音楽監修を務める、妻夫木聰主演の映画「ジョゼと虎と魚たち」のサウンドトラック盤。全9曲中7曲がインストで残りの2曲は歌物。インストも凄く良かったし、歌物の2曲も純粋なポップ・ナンバーで凄く良かった。個人的にはオリジナル・アルバムの『THE WORLD IS MINE』や『TEAM ROCK』よりも好きかも。

47 韻シスト
『HEREEE WE GO』
大阪の生演奏をフィーチャーしたヒップホップ・バンド、韻シストのメジャーデビューEP。ジャジーでグルーヴィーなトラックに、日常を綴った軽快なリリック。トラックと3MCのコンビネーションもバッチリ。しっかりジャジーで程よくキャッチー。とっても素敵です。M-3『HEREEE WE GO』は名曲。リップスライムやJURASSIC5好きな人は気に入るんじゃないかな。
48 LITTLE TEMPO
『MUSICAL BRAIN FOOD!』
これまでの作品と比べて大きく音の幅が広がった。様々な国の音楽を吸収。全編、ハッピーで平和な音。もう楽しい楽しい。それでいて、曲調が幅広くて飽きない。何よりも、タイトル曲が良すぎ。踊れます。笑顔になれます。幸せになれます。
49 BUFFALO DAUGHTER
『PSHYCHICK』

BUFFALO DAUGHTERのニューEP。これまでよりもインプロ度アップ。ジャーマンロックや、テクノ、エレクトロニカ、フリージャズなどをBUFFLO DAUGHTER流に自由に料理。ホントにどこまでも自由な音で気持ちよいです。そして新しい。『NEW ROCK』以上に『NEW ROCK』。CD-DAとSACDのハイブリッド盤っていうリリース形態も良かった。

50 中島美嘉
『LOVE』
中島美嘉の2ndアルバム。凄く良質のJ-POPがズラっと並んでいる。メロディやアレンジがかなり高品質。生楽器を多用してたのも良かった。これが100万枚売れることは至って正常なことだと思うな。全体的に2003年を代表するJ-POP作品。

2003年以前に発売されたアルバムで今年、初めて聴いたアルバムベスト3も紹介します。
この他には2003年はスピッツの各作品をカナリ聴きまくったような気がします。

1 PEPE CALIFORNIA
『THE NICE NICE』
PEPE CALIFORNIAの1stフルアルバム。メロディカ、カリンバ、アコギなどの生楽器による軽快な演奏に、カラフルなパーカッション、そこに絶妙のバランスで絡まる電子音。ダブ、レゲエ、ヒップホップ、エレクトロニカ、ハウス、ファンクなどの要素も絶妙のアレンジで加えられていて最高にかっこよかった。独特の浮遊感は最高に心地良いし、メロディもポップでいい。インスト好きな人は是非聴いて欲しい大名盤。
2 岡村靖幸
『家庭教師』
今までなかなか聴く機会のなかった岡村靖幸。今年になって初めて、ちゃんと聴いてみたんだけど、あまりの良さに感動した。笑ったり踊ったり泣いたり。捨て曲なんてない。全部名曲。まさに名盤中の名盤だ。そして今、再び鳴るべきサウンドだと思う。
3 YAE
『NEW AERON』
シンガーソングライター、YAEが、ケルトやブラジル、アジア、アラブなど様々な国の音楽にインスパイアされて書いたオリジナル曲を、鬼怒無月、ROVOの岡部洋一&勝井祐二、ショーロクラブの沢田穣治などの素晴らしい演奏をバックに、美しく歌い上げる。隠れた名盤。

最後にシングル・ベスト5もやっとこうと思います。
ちなみに次点は元WINOのJUNの『サンセットシティライト』。

1 ウルフルズ
『ええねん』
これまでのウルフルズのどの名曲よりもまっすぐ。これ以上ないくらいのストレートなロックサウンドに、日本のロック史上、最もストレートで前向きな歌詞。全肯定。何十回も登場する「ええねん」って歌詞が胸に響く響く。世の中、辛いことや悩み事もいっぱい。でも、前を向いて、自分を信じて、何かを感じていれば、それだけで「ええねん」。何かにつまずいた時は是非、この歌を聴いて欲しいな。ホント名曲。
2 GOING UNDER GROUND
『トワイライト』
もともと泣きのメロディを書くのは巧い人たちだったんだけど、今作は今までにも増して泣ける。極上の泣きメロディ。演奏のほうもギターの音、シンセの音、ストリングス・・・すべてが切なく“泣き”に向かってる。この時点で既に反則ぎみなのに、さらに輪をかけるように歌詞がいい。PVも含めて本当に良い曲だった。
3 くるり
『HOW TO GO』
実験的な要素を排したシンプルでスロウなギターロック。ヘヴィーなギターがうねるうねる。ゆったりゆったり、そして重く力強い。岸田繁の歌も力強い。『東京』、『ワンダーフォーゲル』に続く名曲。もう1枚のシングル『ハイウェイ』も凄く良かった。
4 ハナレグミ
『さらら』
非常にハナレグミらしい、心の隙間にピッタリとはまり込むミディアム・バラード。ハナレグミの歌はホントにはずれがない。もう1枚のシングル『レター』も素晴らしかったし、2004年の初めにリリースされるニューアルバムが楽しみで仕方ないな。
5 HALCALI
『ストロベリーチップス』
アルバムのランキングでは7位のHALCALIのクリスマス向けシングル。甘く甘くユーモラスなリリックに力の抜けた心地よいトラック。そして、ハルカリの決してうまいとは言えない歌&ゆるいゆるいラップ。決して完璧じゃないんだけど、なんかグッとくる。なかなかどうして良質ポップ。くるりの岸田くんもはまったみたいです。カップリングも素晴らしかった。



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