| 01 |
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SMAP
『世界に一つだけの花』 |
今年一番のヒット曲はSMAPが歌った感動的なバラード。『どんなときも』で有名な槇原敬之が作詞作曲、そしてアレンジまでを手掛けたこの曲はCDの売れない今の時代に200万枚以上を売り上げた。ここまで、この曲が売れた理由はなんだろう。単純にSMAPの人気だけのものでもないと思う。槇原敬之の作ったメロディももちろん素晴らしい。だけど、メロディに関しては非常に槇原敬之らしいメロディラインで、彼の手にかかればこんなメロディ朝飯前だ。彼の作品の中にはこのくらいのメロディの曲はポコポコ存在する。それなのに、それらよりもこの『世界に一つだけの花』が売れた一番の理由は歌詞にあると思う。
世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい
ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン
みんなそれぞれ自分というものがあって、誰一人同じ人なんていない。だから、誰かと比べるんじゃなくて、それぞれの人生を歩んでいけばいい。世界では絶えず戦争が続けられている。罪のない子供達が殺されていく。貧しい人たちや障害を持った人たちが差別されている。くだらない学歴社会。こんな世の中だからこそ、グッと響いてくる応援歌。人気者のSMAPが歌うからこそ響いてくる歌だ。間違いなく、槇原敬之のほうが歌唱力があるけど、きっとこの曲を本人が歌ってても、ここまで響いてこなかったと思う。今の時代に槇原敬之が作ってSMAPが歌ったからこそ人々の心を掴んだんじゃないかな。 |
2,076,855 |
| 02 |
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福山雅治
『虹/ひまわり/それがすべてさ』 |
今年は本当にシングルが売れなかった。2位のこの曲でさえ88万枚だった。ミリオン連発してた時代が懐かしいな。
これは福山雅治の久々のシングル。ドラマ「ウォーターボーイズ」の主題歌になった『虹』、前川清に提供した曲のセルフカバー『ひまわり』、自身の出演していたポカリスウェットのCM曲『それがすべてさ』のトリプルA面。今年はお得感を出してシングルを売ろうって作戦なのかトリプルA面でリリースされた作品が非常に多かった。このシングルは3曲以外にもオーケストラ・バージョンやリミックス、カラオケも収録して合計8トラック。
『虹』はループするアコギとブレイクビーツから始まるポジティブなポップナンバー。作詞作曲、そしてアレンジまですべて福山雅治が手掛けている。メロディはもろに福山雅治節で過去のヒット曲『HEART』なんかに通じる感じなんだけど、これまでの曲と比べてアレンジが洗練されている印象。シンプルながらもエッジの効いたギターサウンドはU2を思わせる。『ひまわり』は『桜坂』を思わせるような、これまた福山雅治らしいメロディのバラード。ピアノの弾き語りでしっとりと聴かせる。弾き語りなら、もっと歌声に力が欲しい気がするけど、福山雅治が優れたメロディ・メイカーだってことは伝わってきた。そして『それがすべてさ』は豪快なギターが印象的なロックナンバー。またしても福山雅治節全開。ストレートなロックかと思いきや、サイケなパートも登場したりしてアレンジも凝った曲になっている。U2風なポップ・ナンバーとピアノ弾き語りバラード、そしてグルーヴィーなロック・ナンバー。さらにはリミックス、カラオケなどまで。凄く充実したシングルで、そりゃ売れるわって感じ。 |
886,742 |
| 03 |
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宇多田ヒカル
『COLORS』 |
宇多田ヒカルの今年唯一の音源が年間シングル・ランキング第3位。タイトル・トラック『COLORS』は、少しダークなAメロBメロとタイトル通り“色”を感じさせるようなサビのコントラストが印象的なポップ・ナンバー。宇多田ヒカル節は全開なんだけど、マンネリと言うか、少しクオリティが下がってしまった感じがする。それと同時に人気も少し下がってしまったような。全体的にCDが売れない時代とは言え、過去にアルバムを800万枚売り上げた人と同じ人とは思えないような枚数で終わってしまっている。
カップリングは昨年にリリースされたシングル『光』の英語バージョン『SIMPLE
AND CLEAN』とその曲のリミックス。『SIMPLE
AND CLEAN』はメロディ的にもアレンジ的にもタイトル・トラックよりもずっと良かった。使いまわしと言ったら、それまでかもしれないけど、これは名曲だと思う。ただ、リミックスのほうはお世辞にもいい出来とは言いがたい内容だった。全体的に見るとイマイチなタイトル・トラック、過去のヒット曲の使いまわし、出来の良くないリミックス、カラオケと、少し手抜きな感じが否めなかった。宇多田ヒカルの才能は認めるけど、もっと力を入れて作品を作っていかないと、流行で飛びついてたファンは、あっという間に離れて行ってしまうよ。 |
856,240 |
| 04 |
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森山直太郎
『さくら』 |
今のヒットチャートの中では異質にまで感じるくらいシンプルで飾りのないバラード。必要最小限のピアノと森山直太郎の美しく、凛とした力強さを持つ歌声だけが鳴っている。それだけなのにグッと心に響く。純粋に良い曲と歌声があれば、それだけで十分なんだなって感じさせてくれる名曲。
他のヒット曲の大半がポンと売れて後はどんどん落ちていくだけなのに対して、この曲は長い間、ヒットチャートに留まり続け、じわじわと売れ続けていった。他の使い捨て音楽とは一線を画している。こういう曲はこれからもスタンダードとして残っていくだろう。人気と宣伝だけで売れている曲がほとんどのヒットチャートだけど、こういう純粋に良い曲もちゃんと売れてくれたことは音楽ファンとして凄く嬉しい。 |
745,500 |
| 05 |
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サザンオールスターズ
『涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜』 |
25周年を迎えたサザンオールスターズの久々のシングル。シングルと言っても新曲を5曲(うち1曲は短いお遊び的な曲、3曲がタイアップ付き)も収録したミニアルバムともとれるような作品。
タイトルトラック『涙の海で抱かれたい〜SEA
OF LOVE〜』は、月9のドラマの主題歌ってこともあってか、凄く無難なアレンジと無難なメロディの無難なポップ・ナンバー。歌メロがちょっといいかなってくらいで何もかもが無難で面白くない。サザンオールスターズはもっといいメロディが書けるし、もっと面白いアレンジができるバンドだと思うんだけどな。4つ打ちやエレクトロニクスを大幅に導入した『イエローマン〜星の王子様〜』、デジロックに挑戦した『01
MESSENGER〜電子狂の詩〜』、アイリッシュ、ラテン、レゲエ、サンバなどをゴッタ煮にした、ミクスチャーサウンドを展開する『愛の言霊〜SPIRITUAL
MESSAGE〜』みたいにメロディはキャッチーでポップなんだけど、歌詞やアレンジが面白いって言うのが、このバンドの良いところだと思うんだけどな。このシングルはカップリングも中途半端で無難なポップ・ナンバーばかりだった。これが売れるってことは大衆が求めてるものは、やっぱり無難なものなんだな。 |
726,761 |
| 06 |
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RUI
『月のしずく』 |
女優、柴咲コウが映画「黄泉がえり」の中で演じるカリスマ・ヴォーカリスト“RUI”が、劇中のライヴシーンで歌うオリジナル・テーマソング。ピアノとストリングスをフィーチャーした壮大で神秘的なバラード。古語を用いた和風で神秘的な歌詞はCOCCOを思い出させたりも。RUIの歌はうまいとは言えないけど、神秘的な曲調に声がよく合っていた。個人的にはもうちょっとストリングスを控えめにすると良かったんじゃないかなって思うけど、よくできたバラードだとは思う。カップリングのほうもなかなかの出来で、1本の映画のためだけの活動にしとくには勿体無い企画だった。
ちなみに今年後半にヒットした中島美嘉のヒット曲『雪の華』も『月のしずく』と同じく、作詞をSATOMI、作曲編曲を松本良喜が担当している。個人的には『雪の華』は今年後半にヒットした曲の中で一番好きなんだけど、このコンビ、特に松本良喜はこれから最も注目の作曲編曲家だと思う。 |
721,295 |
| 07 |
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I WiSH
『明日への扉』
(CCCD) |
恋愛バラエティ「あいのり」で使用されてヒット。ソロ名義でも活動し、渋谷での路上ライブを続けていた現役女子高生のai(川嶋あい)と、17歳の時にヤマハ作曲コンテストのグランプリを受賞した現役大学生のnaoによる2人組ユニット、I
WiSHのデビューシングル。なんて言うかベタベタのJ-POP。メロディ、歌詞、アレンジが全部売れ線に向かっている。宣伝にもお金がかかってたし売れて当然の曲だと思う。ボーカルは“天使の声”とか言われてるけど透明感があるってだけで、そんなに良い声かな?僕からしてみれば湯川潮音のほうがずっと“天使の声”だと思うな。まあ、誰も“天使の声”を聞いた人なんていなくて、もしかしたら本当の天使は和田アキ子みたいな声かもしれないけどね(笑)
ちなみにこのシングルが今年のCCCDシングルで一番売れたものだ。これより上位の6曲はCCCDじゃないのに売れた。現状ではCCCDが売り上げ減少を防いでるとはあまり思えない。結局、売れるものは売れるんだよ。売れ線の使い捨て音楽ばかりリリースしているからCDが売れなくなる。 |
692,391 |
| 08 |
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浜崎あゆみ
『&』
(CCCD) |
浜崎あゆみの約10ヶ月ぶりのシングル。タイアップ曲を3曲収録。このシングルから河出智希と竹内栄美子の2人組ユニット、BOUNCEBACKが彼女の曲を手掛けるようになったんだけど、これまでのD・A・I作曲の曲やCREA(浜崎あゆみ)の曲と比べると少しメロディのクオリティが低いように思う。そのBOUNCEBACK作曲のM-1『OURSELVES』、M-2『GREATFUL
DAYS』の2曲はどちらも良いとは思えなかった。M-1の編曲はCMJKがやっていて、テクノを通過したR&Bみたいな感じのトラックはなかなかかっこいいんだけど、メロディがいまいち。M-2はHALが編曲。妙に明るくキャッチーなメロディとアレンジなんだけど、浜崎あゆみの歌声や歌詞には、もっとしっとりとした感じのメロディーやアレンジのほうがしっくりくると思う。従来の浜崎あゆみに近い感じのCREAとD・A・Iの共作によるM-3『HANABI〜episode2〜』を聴いて、やっぱり浜崎あゆみはそんな感じのほうが合ってることを実感。だけど、この曲もやっぱり良かった頃の浜崎あゆみと比べると、どうしても見劣りしてしまう。固定ファンとタイアップによって、このシングルもそこそこ売れたけど、こんな調子じゃ、この先はもう落ちていくのみかもしれない。 |
580,373 |
| 09 |
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中島みゆき
『地上の星』 |
2000年7月に発売された曲だけど、じわじわと売れ続けて、なんと今年の1月にはオリコン・シングルチャート1位に輝いた。なんと発売から130週間後の快挙。昨年の紅白出場やドキュメンタリー番組『プロジェクトX
挑戦者たち』のテーマソングとして使われたこともあって広い年齢層の人に売れたんだと思う。
非常に力強く、スケールの大きなバラード。アレンジはオーケストラをメインとしてて凄く壮大なんだけど、細かい部分での楽器の使い方がことごとく絶妙。よくできたアレンジだと思う。その壮大かつ繊細な演奏と、中島みゆきの力強く表現力豊かな歌がぶつかり合う。歌詞は夢や希望の見えない地上で星を追い求めるという内容で、応援歌ともとれるようなもの。この曲が応援歌なことが、ここまで売れた大きな要因のひとつだと思う。SMAPの『世界に一つだけの花』にしてもそうだけど、こんな時代だし、やっぱり人は応援歌を求めてるみたい。メロディもツボを押さえているし、よくできた曲なんじゃないかな。でも、個人的にはサウンドも歌詞も過剰すぎてついていけないなっていうのが正直なところ。 |
414,161
(今年分のみ) |
| 10 |
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B'z
『IT'S SHOWTIME!!』 |
デビュー15周年を迎えたB'zの2003年第1弾シングル。いかにもB'zって感じのハードロックなんだけど、ちょっとドラムンベースっぽいリズムを取り入れたりして新しい一面も。
相変わらず、シングルを出せば毎回確実にオリコン1位。そして、このシングルのリリース時には昔にリリースした8センチ・シングルをリマスタリング、マキシにして10枚同時発売。オリコン上位12位までのうち、11曲がB'zという快挙も成し遂げた。B'zの人気ってやっぱり凄いんだなって思ったけど年間チャートでは10位がやっと。結局、毎回1位になったりするのは熱心な固定ファンが多いのかな。てか、ここ最近の曲のクオリティでは新規ファンを取り込むのが難しいような気がする。ドラムンベースっぽいリズムみたいに新しい要素を取り入れても基本は変わってなくて、やっぱり同じような曲ばかりだし、数年前に比べると明らかにメロディーの質が下がっているし、稲葉浩志の言語感覚のキレも悪くなってしまっている。B'zは日本のチャートでは貴重かつ重要な存在だと思うし、もっと頑張って欲しいな。 |
401,403 |
| 11 |
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KinKi Kids
『薄荷キャンディー』 |
堂本剛主演のドラマ「元カレ」の主題歌となっていたミディアム・バラード。作詞は松本隆で、作曲がOla
Larsson/Fredric Hult/Oystein Grindheim/Henning
Hartungっていう謎の外人たち。調べても分からなかったんだけど、この人たちは何者?曲のほうは無難なメロディとアレンジ。なんてことないベタベタなバラードだ。個人的には面白くなかったけど、KinKi Kidsは歌唱力も結構高いし、この曲が今年、KinKi Kidsがリリースした3枚のシングルで一番売れたのは分からないでもないな。
面白いのは、このランキングで12位だった『永遠のBLOODS』のPVから、17位だった『心に夢を君には愛を』、そして、この曲のPVはセリフも入ったドラマ仕立てになってて、話が続いてたところ。それぞれのPVに伏線があったりして次のストーリー(PV)が気になる。いい企画だったと思うけど、どうせなら、それぞれのシングルにCD-EXTRAとかでPVを収録してたら良かったのにな。
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373,924 |
| 12 |
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KinKi Kids
『永遠のBLOODS』 |
コカコーラのCMに使われていた爽やかなポップ・ナンバー。山下達郎作曲による過去のヒット曲『ジェットコースターロマンス』に通じるようなナイアガラ直系の夏ソング。作曲は堂島孝平。もともと素晴らしいメロディ・センスを持っている人だけど、ここでもそれは如何なく発揮されている。元スマイルの浅田信一による歌詞もなかなかいい感じ。よくできたポップ・ナンバーだと思う。個人的に今年のKinKi
Kidsの曲の中では、これがダントツ。KinKi
Kidsの歌も水準以上のレベルなんだけど、やっぱり作家陣の人選の勝利かな。
ちなみにこのシングルはカップリング曲の人選も興味深い。なんと作詞作曲はジャニーズへの提供は初となる久保田利伸。非常に彼らしいファンキーなポップ・ナンバーに仕上がっていた。難しい曲だと思うけど、KinKi
Kidsの2人もしっかり歌いきっていて聴き応えあり。個人的には、11位だったシングル『薄荷キャンディ』よりも、このカップリングのほうが好きかも。
ところで、このシングルと、同じくKinKi Kidsによる11位の『薄荷キャンディ』の売り上げはほとんど一緒。これはやっぱり彼らのシングルを買ってる人は固定ファンが多いっていうことかな。
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346,845 |
| 13 |
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EXILE
『TOGETHER』
(CCCD) |
今や、エイベックスNO.1の稼ぎ頭、EXILEの5曲入りシングル。彼らの曲が良いのか、お金の力なのか、なんと5曲のうち4曲がタイアップ付き。残りの1曲はタイトル・トラックのアカペラ・バージョンなんで実質は全曲タイアップ。4曲とも、なんてことない歌謡R&Bだ。水準以上の出来なのはタイトルトラックのみのように思えた。なんでもタイアップを付けりゃいいってもんじゃないよ。
このシングルの後に彼らは4週連続でシングルをリリースしたりもしてたんだけど、水準以上の出来だったのは1週目にリリースされた『CHOO
CHOO TRAIN』くらいで、残りの3枚は水準以上の出来とは到底思えなかった。そして、4週連続リリースの直後にはアルバムも発売。なんと、このアルバムには4週連続リリースのシングルはすべて収録、さらには、この 『TOGETHER』収録の4曲もすべて収録。シングルをポコポコとリリースしていって、直後に出たアルバムに全曲収録とか本当に馬鹿げてる。それでもアルバムは大売れしてるんだから本当に馬鹿げてる。こんなことばかりしてるからCDが売れなくなってることに気付いてよ。使い捨て音楽なんていらないんだよ。EXILEのメンバーはそれなりに歌もダンスもうまいと思うし、彼らが悪いとは思わないけど、音楽を商品としか見てないレコード会社にはもうホントうんざり。
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337,590 |
| 14 |
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175R
『空に唄えば』
(CCCD) |
今年のヒットチャートの中で忘れてはいけないのは、この175Rやロードオブメジャー、FLOW、GOING
STEADY、B-DASHなど、所謂、青春パンク・バンドの台頭。その中でも175Rの飛躍ぶりは凄まじく、ついには紅白出場も果たした。このシングルは週間オリコン・チャートでも1位を獲得。僕の周りにも175Rが好きだっていう人が非常に多かった。インディーズの頃はスカのリズムを取り入れてるような曲が多かったんだけど、メジャーデビュー後は佐久間正英がプロデュースを行ってる影響か、非常にキャッチーでストレートなアレンジのビートパンクになっている。ジュンスカの現代版と言った感じ。分かりやすさ全開で直球な歌詞と音。メディアでも取り上げられたりして、これが売れたのもよく分かる。でも最大限まで分かりやすくしてしまった結果、個性もなければ、面白みもない音になってしまっている。もっとガツンとくるものを作っていかないと175R・ブーム、もしくは青春パンク・ブームもヴィジュアル系・ブームの二の舞になってしまうような気がする。 |
324,850 |
| 15 |
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B'z
『野性のENERGY』 |
10位にランクインした『IT'S SHOW TIME!』から4ヵ月後にリリースされたシングル。これはもうB'z節全開なハードロック・ナンバー。もうマンネリ感いっぱい。メロディはちょっとイマイチ。稲葉浩志のパワフルなボーカルばかりに頼った局だと思う。これは『IT'S SHOW TIME!』以上に彼らの力の衰えを感じずにはいられない出来のシングルだった。
15年も活動していたら、マンネリも仕方ないことなのかもしれないけど、稲葉浩志の歌声にばかり頼っていたら、もう後は落ちていくだけのような気がしないでもない。 |
293,486 |
| 16 |
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MR. CHILDREN
『掌/くるみ』 |
ミスチルの約11ヶ月ぶりとなるシングル。両A面になっていて、M-1『掌』はミドルテンポのポップロック・ナンバー。『ニシヘヒガシヘ』なんかに比べると派手さはあまりないけど、じっくり聴くとアフリカ民族音楽の要素が取り入れられてたり、アレンジが細かいところまで非常に凝っている。「ひとつにならなくていいよ
認め合うことができればさ もちろん投げやりじゃなくて
認め合うことができるから ひとつにならなくていいよ
価値観も 理念も 宗教もさ ひとつにならなくていいよ
認め合うことができるから それで素晴らしい」っていう素晴らしいつにならなくていいよ」っていう歌詞も本当に素晴らしく、よくできた曲だと思う。M-2『くるみ』のほうも派手さはないけど、純粋に良いって思える暖かく優しいバラード・ナンバー。どちらも本当に凄く良い。普段、ミスチルを馬鹿にしてるような人にも聴いて欲しい良質シングル。
この曲がリリースされた今年後半にはチャート上位のほとんどの曲がCCCDになってしまってたんだけど、このシングルはCCCDにするどころか、エンハンストCD仕様で2曲両方のPVをフルで収録していた。無意味で副作用だらけのCCCDなんかを導入するよりも、このシングルみたいに買った人が素直に喜べるような試みをもっと増やして欲しいな。 |
286,982 |
| 17 |
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KinKi Kids
『心に夢を君には愛を/ギラ☆ギラ』 |
このシングルは6位にランクインしたRUIの『月のしずく』や中島美嘉の『雪の華』を手掛けた、SATOMI(作詞)、松本良喜(作曲編曲)のコンビが担当。上述した2曲がどちらも美しく神秘的なバラードだったのに対し、この曲は夏の雰囲気満天、スティールパンやホーンも軽快に鳴るポップ・ナンバー。ちょっとだけLITTLE
TEMPOを思わせるようなトラックもいい出来だし、メロディもいい感じ。SATOMIと松本良喜のコンビによるバラード以外のポップナンバーももっと聴いてみたいなって思わせる良曲。KinKi
Kidsの歌も相変わらず安定している。カップリングの『ギラ☆ギラ』のほうは作詞はSATOMIで作曲編曲はポルノグラフィティの多くのシングルを作曲している本間昭光。彼らしくラテン・テイストのセクシーナンバーに仕上がっています。こちらもなかなかの出来。
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284,837 |
| 18 |
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ロードオブメジャー
『大切なもの』 |
テレビ番組「ハマラジャ」内の、日本全国のバンドから、パート別にスカウトした選りすぐりのメンバーを集めて1つのバンドを作るという企画から生まれたバンド。このバンドもよく青春パンクとして、175R
なんかと一緒に括られてることが多いけど、175Rがジュンスカ直系なのに対して、こちらは初期ユニコーンやジギーに影響を受けたようなサウンド。曲調もパンクと言うよりギターロック。とにかくキャッチーなギターロックに青春一直線な歌詞が乗る。歌や演奏も無難なレベルだし、意外とアレンジも綺麗にまとまってる。歌詞の内容はベタで無難な仕上がり。メロディはクオリティが高いと思う。売るためのロックとしてはホントによくできていると思う。ただ、何もかもが無難すぎて面白みがない。深みもない。ギターロック・バンドを沢山聴きこんでる人には全然物足りないサウンドだと思う。こういうバンドが売れることが悪いとは僕は思わないけど、“インディーズ”をブランドみたいにした売り方だけは好きじゃないな。 |
284,597(今年分のみ) |
| 19 |
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サザンオールスターズ
『勝手にシンドバッド』 |
サザンオールスターズのデビュー25周年ってことで、彼らのデビュー曲をリマスタリングしてBOX化。ドーナツ盤のオリジナルジャケットを復刻したデザインのジャケットに「伝説のジョギングシャツ」、「毛ガニ・サンバホイッスル」、「1978年のデビュー用パンフレット復刻版」、「レコーディングで使用した桑田佳祐の直筆歌詞カード復刻版」を封入して2100円と、ファンにはたまらない内容。
この曲は25年前の曲とは思えないくらい、今聴いても十分新鮮だ。5位にランクインした『涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜』よりも、ずっとずっとこっちのほうが良い。 |
281,552 |
| 20 |
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浜崎あゆみ
『NO WAY TO SAY』
(CCCD) |
数年前に比べると少し人気が下降気味な浜崎あゆみ。8位にランクインしたシングルと同じくBOUNCEBACKが作曲。特に面白みもないJ-POPバラード。メロディもちょっとイマイチ。カップリングに過去のヒット曲、『DEAREST』、『VOYAGE』、『SEASONS』のアコースティック・バージョンが収録されてるんだけど、それを聴くとメロディのクオリティの差は明らか。僕が浜崎あゆみのこれまでの曲でいいなって思うのは『TO BE』、『END ROLL』、『FOR AWAY』、『SEASONS』など、ほとんどD・A・I(長尾大)作曲によるもの。浜崎あゆみがCREA名義で作曲をやらないんだったら、D・A・Iと組むべきだと思うけどな。もしくは今までとは全く違う作家陣を起用するとか。彼女の歌声は好き嫌いもあるだろうけど、それなりに良いものを持ってると思うし、歌詞もそれなりに良い。作家陣さえ、なんとかすれば、人気回復も十分できるような気がする。あと、アコースティックな音と浜崎あゆみの歌声も意外と合ってたんで、次はもっとアコースティックな曲が聴きたいな。 |
281,483 |