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マグノリア
■監督■
ポール・トーマス・アンダーソン
■出演■
トム・クルーズ
ジュリアン・ムーア
フィリップ・シーモア・ホフマン
ジェイソン・ロバーズ
★★★
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『ブギーナイツ』のポール・トーマス・アンダーソン監督の新作。
サン・フェルナンド・ヴァレー地区のマグノリア・ストリートに住む12人の物語。複数の登場人物がそれぞれの人生の悩みを抱えながら1日を過ごす姿を描いた作品です。
今にも息絶えそうなTVプロデューサー、その彼に見捨てられた息子、プロデューサーの若い妻、孤独な看護人、末期癌を宣告されたクイズ番組の名司会者、そんな父親を強く憎む娘、その娘にひと目惚れする警官、クイズ番組で人気の天才少年、過去の栄光にしがみつく元天才少年。そんな彼らが、運命の糸が交わり、ひとつの大きな物語に結びつけられてゆく。
この映画では人間にとって人生で最悪の瞬間が描かれている。病で孤独に人生を終えつつある者。自分自身の弱さを悔やむ者、触れたくない過去を他人に掘り返される者、過去の罪の意識に追われる者、過去の栄光と現在のギャップに苦しむ者、才能がありすぎるために苦しむ者・・・。
この映画の主人公たちは、どんどんと不幸へと落ちて行く。だけど、物事がどん底まで落ちた先には希望がある。あるきっかけを機に、主人公達の不幸は希望に変わります。そのきっかけには誰しもがびっくりすると思う。このラストだけで十分、この映画の価値があると思う。主人公達それぞれのドラマがきちんと描かれているし、テンポよくて面白い映画です。
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マルコヴィッチの穴
■監督■
スパイク・ジョーンズ
■出演■
ジョン・キューザック
キャメロン・ディアス
キャスリーン・キーナー
ジョン・マルコヴィッチ
★★★★ |
ビースティ・ボーイズ、ビョークのミュージックビデオやナイキのCMを手掛けた奇才スパイク・ジョーンズの初監督作品。
主人公は売れない人形使い。まるで生きているかのように人形を操る彼だけど、人生は人形のように思うように操れない。とうとう飯を食べれなくなった主人公は広告に応じて仕事に就く。しかし、そのオフィスがあるのはとあるビルの71/2階だった。めちゃくちゃ天井の低いオフィスで、主人公は謎の穴を発見する。その穴を抜ると、その先はジョン・マルコヴィッチの脳に通じていたのである。穴をくぐった人は誰でも、ほんの15分間だけジョン・マルコヴィッチになることができるのだ・・・。
この映画は、実在するジョン・マルコヴィッチの中に入るという発想の勝利。星の数ほどいる役者の中からジョン・マルコヴィッチに白羽の矢を立てたのも正解だと思う。映画界の中でも絶妙のポジションにいて、個性的なマルコヴィッチでなければ、この映画はつまらなかっただろう。人間は誰でも「自分」しか経験したことがない。だけど自分のことは自分が一番知らなかったりする。主人公達は15分間他人になることで自分と言うものを客観的に観察して初めて「自分」に気付く。
笑えるうえに色々と考えさせられたりもする傑作。ホント面白い。
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