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EASTERN YOUTH 『口笛、夜更けに響く』 |
札幌出身、吉野寿、二宮友和、田村篤哉の3人によるロックバンド、イースタンユースの95年に発表された作品。これ以前にもLPで『EAST
END LAND』、CDで『TIME IS RUNNING』、『EASTERN
YOUTH』の3枚がリリースされてるんだけど、それらは公式サイトのディスコグラフィにも載らず。ここで、日本語の響きを大切にした歌詞を熱くエモーショナルに響かせるというイースタンユース独特のサウンドを確立したということもあって、これが彼らの実質的なファースト・アルバムになるのかな。 何が凄いって10年近く前のこの作品で、日本語をエモーショナルにパンクに!っていう多くのフォロワーを生み出したイースタンユース独特の要素が確立されてるってこと。今と違うところと言えば、これ以前の作品で見せてた初期パンク的なノリがまだ少し残ってて、荒く勢い任せのテンポ早めな曲が多めなことくらいかな。確かに、これ以降の作品と比べると、その辺がまだ若い感じがするけど、逆にロックの初期衝動というか何というか。とにかくこれはこれで、なかなかカッコ良いのですよ。 |
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EASTERN YOUTH 『孤立無援の花』 |
イースタンユース、97年の作品です。これが発売された頃の僕はハイスタを始めとする英語詞のメロコア勢ばかりを聴いてたんだけど、友達が「日本語のパンクでも、こんなバンドがあるんじゃで(岡山弁)」と言って貸してくれたのが今作と『口笛、夜更けに響く』。当時は速くて分かりやすい音が好きだったんで、最初は『口笛、夜更けに響く』のほうが好きで、ゆったりした曲の多い今作は正直イマイチだったんだけど、友達の「何回か聴いとったら良くなるで」っていう言葉を信じて聴き続けてたら、あら不思議。吉野寿の言葉が、声が目頭を熱くする。心に、体に響いてくる。気が付いたら部屋の中でバカみたいにコブシを挙げて目頭を熱くしてる僕。 全然カジュアルじゃないし、決して分かりやすい作品ではないけど、英語詞のメロコアや青春パンクじゃ味わえないような圧倒的な熱さがこの作品にはあると思う。日々の生活にどこか熱さが足りないっていう人はこれを聴くと良いですよ。最近のエモコア好きな人やナンバガとかくるりとかアジカンとか好きな人も聴くと良いですよ。ゆっくりじっくり噛みしめてください。日本語ロックの傑作です。 |
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EASTERN YOUTH 『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』 |
98年リリース、イースタンユースのメジャーデビュー作。メジャーということもあってか若干ボーカルが前に出て聴きやすくなったような印象。ディストーションばかりではなくクリーントーンのギターも効果的に使ったり、一瞬ジャズっぽくなったり、3ピース以外に笛が使われてたり声にちょこっとエフェクトがかかったりとアレンジは少し凝った感じに。ボーカルが前面に出てアレンジが凝ったとなると、全体的に落ち着いた印象になってしまいそうなところだけど、前作で見せた熱さは相変わらず。いや、相変わらずどころか、ますます熱さを増してるんだよね。とにかく熱い。あと、CDの音質もグンとアップ。作品の熱がダイレクトにガンガン伝わってきます。 『夏の日の午後』や『青すぎる空』など名曲も沢山収録。やっぱり今作も日本語ロックの傑作です。エモーショナルなロックが好きな人は騙されたと思って聴いてみてくださいな。 |
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EASTERN YOUTH 『雲射抜ケ声』 |
99年リリース、イースタンユースのメジャー2作目。これまでの作品や次の作品と比べると、ちょっと静かな印象の作品。静かっていっても全編アコースティックとかではないけどね。内側に秘めたエモーションはやっぱり強烈なんだけど、表面的なエモーションは控えめ。その辺、賛否両論あるかもしれないし、他の作品と比べると若干とっつきにくさはあるかもしれないね。 あと、この頃から歌詞のわざとらしさが無くなったというか、まっすぐな表現が増えた気がする。ほぼ演歌な男の哀愁に、汚いことも全部認めて飲み込んだ上で吐き出される前向きなメッセージ。根本にあるものは初期から貫かれてるんだけど、まっすぐな表現が増えたおかげで、よりスムーズに響いてくるようになった。これまで以上にサウンドと言葉が一体となって響いてくるようになった。日本語とロックなんて合わねえよ!って言ってる人もこれを聴くと考えが変わるかもね。 |
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EASTERN YOUTH 『感受性応答セヨ』 |
01年リリース、イースタンユースのメジャー3作目。前作では抑え気味だった熱っぽさが回帰。歌詞はより深みを増し、ボーカルの歌声はますます心に響いてくる。爆音の中にもしっかりと叙情的でポップなメロディー。ギターは人間の感情みたいに時には激しく時には優しく変化していく。ベースはボーカルに負けないくらい歌ってて、それでいて他の楽器を邪魔してない。抜けのいいドラムも秀逸。イースタンユースの魅力が目いっぱい詰まった傑作です。うーん、『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』も素晴らしかったけど、これもホント素晴らしい。 初期ナンバガとか、ハスキンの日本語曲とか、くるりの『青い空』や『街』あたりを好きな人は是非是非、聴いてみて欲しいな。ホントかっこいいから。ちなみに僕は、くるり大好きだけど、『青い空』や『街』はなんかあまり好きになれないんだよね。決して嫌いではないし悪くはないと思うけど、結局あれはイースタンユースの真似事みたいにしか思えないし、先に10年選手のイースタンユースを聴いちゃってたらねえ。 |
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EASTERN YOUTH 『其処カラ何ガ見エルカ』 |
CURSIVEとのスプリット盤を挟んで03年にリリースされたイースタンユースのレコード会社を移籍して初となるアルバム。なんだろう、ボーカルの声が凄く前に出ていて、演奏は小奇麗で、イースタンユースなんだけどイースタンユースじゃない感じ。口語調が増えて、これまで以上に鮮明な言葉が、これまで以上に鮮明に響いてくる。強いていえば、言葉のアルバムかな。 その言葉はやっぱり心に強く何度も何度も切り込んでくるし、演奏もこれまで以上にかっこ良くなってるんだけど、個人的には何か物足りないんだよね。哀愁かな。激情かな。集大成的だった前作『感受性応答セヨ』で全部出し切っちゃったのかな。前作までが良すぎただけに、僕が期待しすぎちゃってただけかな。 |
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EASTERN YOUTH 『DON QUIJOTE』 |
04年リリース。結論から言っちゃえば大傑作です。心に響いてくる言葉たちとエモーショナルな歌声、聴く者の気持ちを高揚させるバンドサウンド、泣きの入った哀愁メロディ。歌詞は前作にも増してますます真っ直ぐに、メロディーもこれまでないくらいに真っ直ぐに。イースタンユースの魅力はそのままに、より真っ直ぐで等身大な作品に仕上がっています。どれをシングルカットしてもおかしくないくらい名曲揃いだし、これまで以上に多くの人の心に響く作品になってるとこは間違いないんじゃないかな。 別に売れることがすべてじゃないけど、こんな素晴らしい作品が売れない世の中はちょっとどうかしてるんじゃないの。もっと世間受けが良くデフォルメしたみたいなアジカンはあんなに売れてるのになあ。日本語エモーショナル・ロックの最高峰です。そういうのが好きな人は聴いて損はしないんじゃないかな。名盤です。 |
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E-DA 『かくれんぼ』 |
元ボアダムス、AOAのメンバーの、E-DAのソロ・アルバム。 AOAとは違って、チル度全開のアンビエント。ずっとふわふわしてて、気持ち良い。特に3曲目までは最高。 |
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EFTERKLANG 『TRIPPER』 |
デンマークの10人組のデビュー作。ムームを思わせるようなプチプチ音に変則的なビートに、マイブラ的な男女ボーカル、シガーロスに通じるようなオーケストレーション。フォークトロニカ・オペラといった感じかな。いやあ、とにかく美しい!バイオリンを始めとした生音とエレクトロニクスが絶妙に交わったところに、グリーンランドの合唱団による合唱も入ったりして、もうトコトン美しい。 ムームより歌物で、シガーロスほど重苦しくもなく、聴きやすいです。メロディや演奏が良いのはもちろん、リズムに対するこだわりがしっかりあるのがいいね。ムームとかシガーロスとかビョークとか好きな人は是非是非。 |
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EGO-WRAPPIN' |
EGO-WRAPPIN'のインディー1枚目。帯のコメントは山本精一が書いています。 |
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EGO-WRAPPIN' |
エゴラッピンのインディー2枚目。今作では5曲中3曲が日本語詩になってます。 |
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EGO-WRAPPIN' |
エゴラッピンのインディー3枚目。 |
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EGO-WRAPPIN' |
エゴラッピンのインディー4枚目。戦後のジャズやブルースを彷彿させるサウンドに昭和歌謡曲テイスト満載のメロディというスタイル。エゴラッピン=昭和歌謡みたいなパブリックイメージを生み出した作品であり、後にいっぱいフォロワーを生んだ作品でもあるね。 |
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EGO-WRAPPIN' 『満ち汐のロマンス』 |
もはや説明無用のEGO-WRAPPIN'。僕はインディーズの1stを山本精一が紹介してたのをきっかけに出会ったんだけど、まさかこんなに有名になるとは…。でも、こんな良質の音楽が売れるのは素晴らしいことだと思う。 |
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EGO-WAPPIN' |
エゴラッピンのメジャー2作目。今作はエゴラッピンのパブリックイメージをそのままカタチにしたような作品かな。歌謡曲、スウィング・ジャズの要素が強いです。 |
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EGO-WAPPIN' 『MERRY MERRY』 |
エゴラッピンの前作から約2年ぶりとなるサードアルバム。プレイボタンを押すと浮遊感漂うアコースティックギターの音色に宇宙空間を思わせるようなシンセの音、そしてインプロゼーション的な女性ボーカルの歌というより声。続く2曲目はジャムバンドを思わせるようなリズム隊の上を変幻自在なギターと中納良恵のやはりインプロゼーション的なボーカルが異次元的に飛び交う。3曲目は80年代ニューウェーブ的なサウンドにポップなメロディが絶妙に混ざり合う。それ以降もジャズブルース的なものから、民族音楽っぽいもの、ダブ、エレポップまでバラエティに富んだ曲が続いていき、エゴラッピンが本来持ってた自由奔放さと雑多性が「これでもか!」ってくらいに出た作品になっています。インディーズ時代の初音源、『BLUE
SPEAKER』の頃からエゴラッピンを応援してる僕は「待ってました!」と思わずにはいられないアルバムだね。逆にエゴラッピン=お洒落な昭和歌謡っていうイメージを持ってる人にとっては「なんじゃこりゃ!」ってことになっちゃうかもしれない。まあ、『くちばしにチェリー』みたいなのが聴きたいんだったら、他にも似たような音を出してるバンドがあるでしょ。 個人的には大傑作だわ。『DOG SMOKIE』最高!いや、全部最高!捨て曲なんてないです。グルーヴ感は抜群、ポップ・エッセンスも絶妙の感覚で散りばめられてて何も考えずに楽しめる作品であるのと同時に、1曲1曲に凝った仕掛けがあって聴き込めば聴き込むほど楽しめる作品になってるんだよね。UA、さかな、クラムボン、山本精一周辺、アルゼンチン音響なんかを好きな人は要チェック。カナリお薦めです。 |
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EGO-WAPPIN' 『ON THE ROCKS!』 |
エゴラッピンの4作目。スイングジャズ〜ブルースな曲あり、ダブっぽい曲あり、音響ポップあり。ジャケットのようにカラフルな作品になってます。基本的には前作の延長線上にあると思うけど、昔からのファンもうならせるような昭和歌謡テイストの曲もあり。これまでの集大成みたいな感じかな。前作『MERRY MERRY』での変化に付いていけなかった人も今作はグッとくるかも。 中納良恵のボーカルも絶好調。いい声。いいフェイク。歌うまいなあ。色んな音楽の要素をいい具合に混ぜあってます。メロディはそこまでキャッチーじゃないから人を選ぶかもい知れないけど、いい作品だあ。これでキラーチューンがあったら、もっと最高だったのになあ。 |
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EICO |
REGGAE DISCO ROCKERSの『太陽の石』にフィーチャーされていた女性シンガーソングライターEICOの1stミニアルバム。プロデュースはREGGAE
DISCO ROCKERSや、LITTLE BIG BEE。 ハウス、ボッサ、レゲエなどの心地良いトラックにソウルフルな歌声。ちょっと大沢伸一がプロデュースしていたbirdみたいな印象。優しく包み込むようなラヴァーズロック、M-3『アイリィ』が良かった。須永辰緒によるジャジーな『太陽の石』のリミックスもなかなか。 全体的に見ると個人的には良くも悪くもないって感じかな。こんな感じのアーティストは次から次へと新しい人が出てくるけど、なにか「これだ!」っていうものが欲しい。たしかに歌声はいいんだけどね。 |
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EICO 『風の話』 |
シンガーソングライター、エイコのファースト・フルアルバム。通して聴いた印象は初期のUAを水で薄めたような感じ。UA以降のディーバってとこかな。ソウル、ジャズ、レゲエなどを基調としたトラックにUAのアクを取ったような歌。声や歌い方もちょっぴりUAに似てるんだけど、曲名や歌詞が凄くUAっぽかったり。なんていうかUAが使いそうなフレーズがあちこちにいっぱい登場します。 凄くキャッチーで聴きやすくいんでラジオや有線受けも良いかも。個人的には曲にしてもアレンジにしてもボーカルにしても薄味すぎて物足りなかったけどね。あまりお薦めできないけど、『泥棒』とか『SUN』とか最近のUAは難解すぎて付いていけないって人にはいいかもね。ジャケットは凄く好きなんだけど、CCCDなことも残念。 |
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ELECTRIC BIRDS |
DELUXEの主催者、アメリカ西海岸エレクトロニクスの先鋭MIKE
MARTINEZの変名プロジェクト。ミニマル・ダビーで、何よりも美しいエレクトロニカ。夜、北極の氷河、砂漠、腐食した都市などを喚起させる。とにかく美しい。 |
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ELECTRIC COMPANY 『IT'S HARD TO BE A BABY』 |
タイガービート6からリリース、クリエイション所属だった元MEDICINEのブラッド・レイナーことエレクトリック・カンパニー。 サウンドは変則気味のビートに実験的なギターを多用したメロディアスな上モノ。所謂エレクトロニカなんだけど、元クリエイション所属てこともあってか、メロディは凄くポップで曲構成も巧い。メロディは牧歌的なんだけどサウンドは暴力的。泣きながら暴れる。 ちょっとWORLD'S END GIRLFRIENDやM78なんかに近いかな。それらのサウンドと比べると、この作品はビートがしっかりしている。それでいてメロディがいいんだから、悪いわけがない。最近、聴いたエレクトロニカの中では1番良いかも。てか、メチャクチャ良い。傑作のエレクトロニカ作品。WORLD'S END GIRLFRIEND好きからCEX、あとBOARDS OF CANADAなどを好きな人にお薦めです。 |
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ELIOT LIPP 『TACOMA MOCKINGBIRD』 |
PREFUSE73ことスコットヘレンの秘蔵っ子らしいです。ヒップホップ〜エレクトロニカな音なんだけど、PREFUSE73みたいな実験性はあまり感じられなかったかな。 タイトなブレイクビーツに、ちょっと80年代チックなアナログシンセによるエレクトロファンク。なんかシンセの音が可愛いね。悪くはないんだけど、ちょっと決め手にかけるかなあ。PREFUSE73を期待して買うと肩透かしをくらうかも。ちょっとMCをフィーチャーした曲とかも聴いてみたかったなあ。 |
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ELLEGARDEN 『ELLEGARDEN』 |
千葉県出身の4人組バンド、エルレガーデンの初音源となるミニアルバム。彼らの演奏を初めてちゃんと聴いたのはピロウズのトリビュート盤なんだけど、なんか凄い惹かれるものがあったんだよね。何に一番惹かれたかというとボーカル、細美武士の歌声。同じトリビュート盤に参加してたバンプオブチキンの藤原基央やミスターチルドレンの桜井和寿なんかにも負けないくらいの存在感。美しく透明感があるんだけど、しっかり芯がある。艶や色気も十分で表現力も豊か。今作でも半分以上は英語の曲なんだけど、英語の発音もバッチリ。日本語の曲ではちょっと桜井和寿を彷彿とさせたりも。とにかく素敵な歌声なんです。曲のほうはちょっとエモ入ったメロコアというか、下北系というか、割とありがちなギターロックなんだけど、細見武士の存在感抜群の歌声と合わさってギラギラに輝いています。この手のバンドでは頭ひとつ抜けてるんじゃないかな。 |
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ELLEGARDEN 『DON'T ANYONE BUT US』 |
エルレガーデンのファーストフルアルバム。相変わらず、いい歌声を聴かせてくれます。歌声だけじゃなくてメロディのクオリティもなかなかのもの。捨て曲らしい捨て曲はないです。若手バンドは勢いだけで突っ走ってしまいがちだけど、今作は勢いだけで突っ走るだけじゃなく、ミディアムテンポでガッチリ聴かせる曲やしっとり泣かせる曲もあってアルバムとしての完成度も高い。セカンド以降の作品から入った人はテンポの早い曲が若干少なくて驚くかもしれないけど、これはこれでかっこいいよね? ウィーザーあたりのUSエモ、パワーポップ好きから、オアシスあたりのUKロック好き、メロコア好きまで色んな人にアピールできる作品。洋楽コンプレックスを持ってる人もこれには満足できるんじゃないかな。基本はキャッチーなんでミスチルなんかを好きな人にも響くかも。 |
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ELLEGARDEN 『MY OWN DESTRUCTION』 |
エルレガーデン、2作目のミニアルバム。6曲収録。特に大きく変わったところはないけど、エモーショナルに疾走する英詩のメロコア・ナンバーあり、日本語でじっくり聴かせるナンバーあり、無駄なものは省いてエルレガーデンの魅力をギュッと凝縮した作品になっています。 これまでのどの作品にも当てはまることだけど、個人的にはエルレガーデンは英詩の曲が好きだなあ。今作の『JAMIE』とか大好き。基本的に僕は日本のバンドが英語でやることはマイナスだという考えなんだけどね。そのマイナスを差し引いても余りある魅力がエルレガーデンの英語曲にはあります。 |
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ELLEGARDEN 『BRING YOUR BOARD』 |
エルレガーデンのセカンドアルバム。多くのメロコアバンドが段々とテンポを落としてエモに、アコースティックに向かっていったのに逆流するかのように今作ではこれまで以上にメロコアに接近した音に。つまりキャッチーなメロディでポップに疾走する曲が増えています。メロコアに接近したと言っても、その辺のメロコアバンドや青春パンクバンドと違った印象を受けるのは、やっぱりボーカルの力量が大きいのかな。細美さん、相変わらず英語うますぎ!と思ったら帰国子女なのね。これって十分、外国でも通じるんじゃない?まあ、UTADAの例もあるし分かんないけど、サム41やシンプルプランみたいなアメリカのバンドと並べても全然遜色ない音だとは思う。あとはオリジナリティ。もう少しエルレガーデンならではのオリジナリティが確立されてきたら凄いことになるよ、きっと! |
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ELLEGARDEN 『PEPPERONI QUATTRO』 |
エルレガーデンのサードアルバム。基本的には前作の延長線上のサウンドなんだけど、メロディもアレンジもボーカルの歌い方もカラっとしてるというか、ジャケットの雰囲気そのままにより西海岸系ポップパンクっぽい感じの音になってます。良く言えば、本場の音に近くなったんだけど、悪く言えば日本人らしさがさらに薄れてきてるんだよね。前作を聴いたときにもうちょっとオリジナリティが欲しいと思ったんだけど、その反対の方向に進んでるというか。その辺が個人的にはちょっと残念なんだけど、楽曲や作品自体の完成度は抜群です。かっこいい! 海外ではジミーイートワールド、ウィーザー、シンプルプラン、ブリンク182、日本だとオーシャーンレーン、ビークル、ハスキン、アジカン、あとバンプやストレイテナーあたりを好きな人はきっと気に入るんじゃないかな。キャッチーでエモなギターロックが好きな人は是非是非。傑作です。 |
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ELLEGARDEN 『RIOT ON THE GRILL』 |
エルレガーデンの4作目。基本的には前作の延長線上の音ですね。西海岸あたりのポップパンクな感じの音。存在感抜群の歌声で英語は激ウマ。演奏もカッチリ。普段、ブリンクやシンプルプランあたりを好きな人も十分満足できる音かと。そして、ただのマネゴトに終わらない日本人ならではのワビサビが効いた圧倒的にメロディアスなメロディ。これが前作では少し影を潜めた感じもあったんだけど、今作ではしっかり帰ってきてます。 キャッチーなギターロックが好きな人はもちろん、日本のバンドは・・・なんて言ってるポップパンク好きな人、そして、この超メロディアスなメロディは普段こういう音楽を聴かない人も虜にするはず。実際に普段、ラルクとジャンヌダルクとB'zばっかり聴いてる知り合いも気に入ってたしね。欲を言えば3曲目の『SNAKE FIGHTING』みたいにもっと緩急があってアレンジにヒネリがある曲が増えて欲しいなあ。 |
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ELLEGARDEN 『ELEVEN FIRE CRACKERS』 |
エルレガーデンの5作目。これオリコンで1位だったんですか?まあ、納得。全編、超分かりやすいメロディが疾走してます。全部シングルカットできるんじゃないのってくらいに。カラオケでも盛り上がるし、文化祭とかでコピーしても盛り上がるだろうし、いいんじゃないですか。好きな人は好きでしょう。こういう音があってもいいと思います。 なんか最近のエルレガーデンは新作が出るたびに分かりやすいだけの音になっていってるね。ドンドン薄っぺらになるのと同時にドンドン売れる音になってる。この分かりやすさはそのままでもいいから、1作目の頃みたいなバラエティ豊かな感じが帰ってきたら、もっといいのになあ。これはこれでいいと思うけど、なんか僕は飽きちゃう。 |
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EMERGENCY! |
ROVOや、DCPRG、渋さ知らズ、GROUND ZERO、VINCENT
ATMICUSなどで活躍する、芳垣安洋が、大友良英、斉藤良一、水谷浩章と結成したバンド。ツインギター、ベース、ドラムという組み合わせ。このアルバムはライブ録音です。 |
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EMIR KUSTURICA AND SMOKING ORCHESTRA 『UNZA UNZA TIME』 |
映画『アンダーグラウンド』や『黒猫・白猫』で知られるユーゴ出身の映画監督、エミール・クストリッツァがメンバーとして参加している10人編成のジプシー・ブラス・バンドのデビューアルバム。 彼らは映画『黒猫・白猫』でも音楽を担当しているから聴いたことがある人もいるかもしれないけど、彼らの音楽は普通のジプシー音楽とはちょっと違う。ジプシー音楽を基調としてるんだけど、パンクやロカビリーの要素がミックス。ハチャメチャでロックなジプシー音楽。とにかく陽気でユーモアいっぱいの楽しい音が突っ走ってます。その辺はエミール・クストリッツァの映画に通じるところがあるね。ここでこの楽器がこういう風に鳴ってとか、そんな難しいことは忘れて楽しみたい作品。お酒を片手に笑って笑って踊ろう。 ちなみに映画『黒猫・白猫』のレビューはMOVIEのページでやってます。ユーモアいっぱい疾走感全開の楽しい映画なんで気になった人はそちらも是非是非。 |
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ERSKIN 『CHECK』 |
スキャフルキングの4106と、SMORGASの河辺真によるツインベースを核にしたバンド、アースキンの初音源となるミニアルバム。4106と河辺真のツインベースにBACK
DROP BOMBの有松益男のドラムが加わることによって、それぞれのバンドにはない、リズムを格としたダンス・ミュージックを作り上げています。そのリズム隊の上でBRAHMANのKOHKIのギターと、SPOONY(横山優貴のバンド)のギタリストであり、マニピュレーターや映画のサウンド・プロデューサーとしても活躍しているOZAのギター&歌&ポエトリーリーディングが絡み合い、九州で人気のあるらしいDJ
OGがスクラッチなどで色を添える。 スキャフルキング、SMORGAS、BACK DROP BOMB、BRAHMAN・・・5、6年前の日本のパンク、ミクスチャー・シーンにハマってた僕みたいな人は驚かずにはいられないような凄いメンツなんだけど、ここで鳴っている音はそれらのバンドから想像する音とは少し違うかもしれない。1曲目の『NOW AND FROM NOW ON』なんてアンビエント風味のシンセ音で始まり、ドラム、ギター、スクラッチ、ベース、徐々に音が加わっていき最後にポエトリーリーディングが加わる穏やかなナンバー。転調する間奏部分の演奏はポストロック的で、それぞれのバンドの音とは全く違うものになっている。寧ろ、この曲は2004年版・東京NO1ソウルセットと言ったほうが近いかも。 全編、そんな穏やかな感じで進むのかと思いきや2曲目の『SELF CONTROL』は反復するミニマルなリズムの上で歪んだギターとスクラッチ、エフェクト処理されたボーカルが暴れまくるダンス・ナンバー。次の『GOD』は裏打ちのダンス・パートとメロディアスで疾走感のあるパンク・パートを行き来するナンバー、4曲目の『START AGAIN』はポップな歌物なんだけど演奏はとってもグルーヴィーなナンバー、そして、最後の『ERSKIN』は最近のBACK DROP BOMBを思わせるようなダンス・ミュージック以降のヘヴィロック・ナンバーと多種多様かつ独特な曲を聴かせてくれます。 |
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ERSKIN 『ASK IN STYLE』 |
SCAFUL KINGの4106を中心に、BACK DROP BOMBの有松益男、smorgasの河辺真など、そうそうたるメンバーで結成されたアースキンのファースト・フルアルバム。簡単にいうと変態的でダンサブルなポップロックかな。BACK
DROP BOMBの変態ロックにSCAFUL KINGのポップ感とダンス感を加えた感じというか、高度なテクニックを駆使して、いろいろと変態的なことをやりつつ、肌触りは凄くポップで踊れる感じ。曲調はパンクを基調としたものから、ブルースっぽい曲やファンキーなダンス・ナンバー、ノイジーなインストまでバラエティ豊か。最初はポップなメロディーで心を惹きつけられて、何回か聴いてるうちに変態エッセンスが効いてきます。 個人的にはもっと予想範囲外の変態っぷりを期待してたんだけど、このくらいポップなのも悪くないね。曲はどれもなかなかよく出来てると思うし。強いて欲をいうならM-4『OCEAN VIEW』みたいに、このバンドのウリのひとつであるツインベースを前面に出した曲がもうちょっと聴きたかったな。 |
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ESG 『A SOUTH BRONX STORY』 |
80年代のポストパンク、ニューウェーブ・シーンで活躍した、ニューヨークの黒人男女5人組のベスト編集盤。 サウンドは、ローファイなダブ・ファンク。女性ボーカルにメチャクチャ太いベース、タイトなドラム、そしてコンガ。コンガが凄くいい味出してる。絶妙のDUB処理もいい感じ。 チープでスカスカなんだけど、妙なグルーヴ感があってカッコいい。エレクトロクラッシュ好きから、CIBO MATTOやBUFFALO DAUGHTER好きな人にお薦め。ジャケットもいいな。 |
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EVANESCENCE 『FALLEN』 |
アーカンソー州リトル・ロック出身の4人組ロックバンドEVANESCENCEのデビューアルバム。 リンキンパークなんかを思わすようなヘヴィロック、メタル的サウンドに美しいストリングス、そこに宇多田ヒカルに声質が似た、伸びのある美しい女性ボーカル。ジャケットからも伝わるようにダークでゴシックな雰囲気の漂うヘヴィロック。とにかくボーカルの声が力強く、色気もあって素晴らしい。そして、どの曲もメロディは思い切りキャッチーで泣きメロ。アレンジはドラマチックで凄く分かりやすい。日本人が大好きそうなサウンドかな。こういうのって、今までありそうで無かったような気がする。 映画「デアデビル」に使われたM-2『BRING ME TO LIFE』のみ女性ボーカルに男性ラップが絡むんだけど、アルバム中では浮いてるように感じたけど、それ以外は完成度の高いアルバム。ちょっと産業ロックて感はあるけど、なかなかいいんじゃないかな。 |
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EVERY LITTLE THING 『COMMONPLACE』 |
EVERY LITTLE THING(ELT)といえば浜崎あゆみのヒット曲の大半を作曲していた五十嵐大がメンバーとして在籍してた頃の通産2枚目のアルバム、『TIME
TO DESTINATION』が一番有名なのかな。『出逢った頃のように』や『TIME
GOES BY』などヒットシングルも収録してミリオンも記録した、そのアルバムは全編にシンセを多用、わかりやすいメロディー、歌詞、アレンジの曲に持田香織のクセがなく伸びのある歌声が乗るという、売れるJ-POPの教科書的な作品だった。シングル以外の曲もよく出来ていて、これはこれでJ-POP史に残る作品だと思う。ただ、個人的にはあまり好きな作品ではない。何もかもが優等生っていうか“売る”っていう方向に向きすぎてるせいで面白みが全然ないんだよね。何度も何度も聴こうとは思えない。 五十嵐大は3作目、『ETERNITY』をリリースした後に脱退。2人になって初となる4作目のアルバム『4 FORCE』ではまだシンセを多用した売れるJ-POPの教科書路線を引きずっていたものの、5作目の『MANY PIECES』では生音を大幅に導入、持田香織の歌もこれまで以上に感情的に。2人のELTのサウンドを確立したような作品だった。続く、この6作目『COMMONPLACE』は前作で確立された2人のELTをもっと突き詰めたような内容。全編アコースティックな響きを基調としたサウンドで初期のシンセ・サウンドにはなかった温かい質感が優しい。持田香織の歌はより感情的になって可愛さが増した。歌詞はより詩的でココロに響くものに。伊藤一朗のギターも地味ながらもいい仕事をしているし、彼のギターインストまで収録されている。 これまでのELTの作品は何度も何度も聴こうなんて思わなかったけど、この作品は友達に借りてだけど、もう何度も何度も聴いてる。先行シングルの『ソラアイ』もちょっとCHARAの『JUNIOR SWEET』の頃を思わせるような甘くて温かみのあるバラードでツボにはまったんだったんだけどアルバム用の曲も良い曲が多い。とびっきり甘くてちょっぴり切ない、ジェリーフィッシュみたいなポップ感を持ったM-3『WATER(S)』、伊藤一朗が作曲した全編英詩のUKロック風ナンバーM-5『COUNTRY ROAD』、ちょっとスピッツなんかを思わせるようなミディアム・ナンバーM-6『一日のはじまりに・・・』、持田香織が作詞作曲した甘くキュートなギターポップ・ナンバーM-8『うらうらら』あたりは初期のELTが好きな人には不評かもしれないけど凄く良質ポップ。 これまでのファンにも評判が良さそうな正統派バラードM-4『しあわせの風景』とM-10『また あした』はどちらも楽曲は良いんだけどストリングスが過剰すぎて、ちょっと残念。同じバラードでもM-12『五月雨』はまだ良かったんだけどね。こういうアコースティックな路線のバラードをやるんだったらRUI(柴咲コウ)の『月のしずく』を手掛けた松本良喜なんかに編曲して貰うともっと良くなったと思うんだけども。 あと、これまでのELTには無かった新機軸のアッパーなロック・ナンバーM-2『ファンダメンタル・ラブ』やM-6『LIFE CYCLE』も楽曲はいいんだけどアレンジや演奏がイマイチ。リズムに対する意識が低くてグルーヴ感が感じられない。安っぽいシンセもいらないね。これは亀田誠二なんかに編曲してもらうと、もっとカッコいい仕上がりになっただろうな・・・とか妄想してみたり。 その辺のアレンジには多少不満がある曲もあるものの、楽曲の出来は抜群。ELTの2人の魅力もよく出た良い作品なんじゃないかな。そして、それと同時にファン層が変わってくる作品だと思う。ELTの2人の魅力が強く出ることによって音楽性も変わってきているし、実際に僕はこれまでの作品はあまり好きになれなかったけど今作は何度も何度も聴いている。 |
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EXPLOSIONS IN THE SKY 『HOW STRANGE INNOCENCE』 |
ワシントンDCを拠点にしているポストロックバンド、EXPLOSIONS
IN THE SKYの1stアルバム。 ノイジーで激しくも美しいサウンド。MOGWAIとGODSPEED YOU BLACK EMPEROR!の中間的なサウンド。 質は普通に高いんで、そういう音が好きだったら聴いてみるといいかも。 |
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EXPLOSIONS IN THE SKY |
EXPLOSIONS IN THE SKYの2ndアルバム。 |
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EXPLOSIONS IN THE SKY 『THE EARTH IS NOT A COLD DEAD PLACE』 |
EXPLOSIONS IN THE SKYの3rdアルバム。日本ではこの作品がデビュー作。相変わらずアルバム・タイトルが長い・・・(笑) 重厚なギターがドラマチックにプログレッシブにひとつの美しい物語を作り出す。 静と動。クリーン・トーンのギターと轟音ギターの対比が何ともいえなく美しい。 今作も音は全然変わってなくて、もろに初期MOGWAI〜GYBE的な音。 質は本家に劣らないくらいに素晴らしい。 正直、マンネリぎみだけど、最近のMOGWAIはちょっと・・・って人にはいいかも。 |