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LABCRY |
三沢洋紀と羅針盤にも参加している須原敬三のユニットLABCRYの1枚目のアルバム。 |
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LABCRY |
大阪の“うたもの”バンドLABCRYの2ndアルバム。前作では三沢洋紀のソロ・ユニット的な性格だったが、本作では村上ゴンゾ(HARMONICA、EFFECT)、清水コースケ(b)、斉藤明彦(ds)に固定され、バンドとしての一体感が増した。 |
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LABCRY |
ラブクライの3枚目のアルバム。 |
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LABCRY |
LABCRYの4枚目のアルバム。 |
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LABCRY 『LABCRY』 |
LABCRYの5枚目のアルバム。今作も前作と同じく、MIXエンジニアはROVOの益子樹。そしてRECエンジニアにはOOIOOやBOREDOMSなども手がける原浩一が担当。5作目にしてセルフタイトルとなった今作は今まで以上にシンプルに、いい歌、いい演奏、いいメロディが、いい感じに並んでる“うたもの”作品。 M-1『ハートのビート』からもう最高。サイケデリックにソウルフルに、そしてポップにキラキラと突き抜ける。夢見心地のまま歩き出す。思わずワクワク。思わず笑顔。M-2以降も「ハートのビート」を感じる人間味に溢れた、生き生きとした素敵な曲が続いていく。甘い甘い至福の60分間。 いろんな音楽が世の中にはあるけど、結局はいい歌と、いい演奏、いい曲があれば全部OKなんだなって感じさせてくれる作品です。これはTHE BANDの『THE BAND』やNEIL YOUNGの『AFTER THE GOLDRUSH』に匹敵する大傑作。“うたもの”を好きな人は聴いても損することはないと思うな。サニーデイサービス好きな人も是非是非。 |
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LaB LIFe 『食卓の花』 |
大谷友介と大舘健一による2人組、ラブライフの初音源となるミニアルバム。大谷友介っていうのは現在はポラリスに在籍してるオオヤユウスケね。クレジットを見るとちょっとビックリ。元フィッシュマンズのHAKASEやROVOの岡部洋一やクラムボンの原田郁子など今考えると凄く豪華な人達が参加してるんだけど、全5曲のうちの2曲にしかメンバーの大舘健一が参加してないんだよね。作詞作曲も全部を大谷友介が手掛けていて、この作品に関しては大谷友介のソロユニットっていう趣が強いかな。 音のほうはニューウェーブやらヒップホップやらネオアコやらレゲエやら雑多に飲み込んだポップミュージック。ポラリスについて語られるときにフィッシュマンズの名前ばかり出てくるような気がするけど、このラブライフに関しては、あまり名前が出てこないのが不思議なんだよね。個人的にはポラリスのサウンドはオオヤユウスケが占める割合が多いと思うんだけどね。このタイトルトラック『食卓の花』なんて、まんまポラリスみたいだしね。メロディーラインはちょっと『季節』を思わせるようなところがあったり、ダブワイズなアコースティック・サウンドに温かいムーグが絡むところは『星と願うなら』を思わせる。いや、ポラリスはポラリスでフィッシュマンズはフィッシュマンズ、ラブライフはラブライフって分かってるんだけどね。ホント良い曲だしポラリスを好きな人はルーツのほうも覗いてみてはいかが?ああ、この曲をポラリスでカバーしてくれないかなあ。そんなことはないだろうけども。 |
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LaB LIFe 『PLANET HEADPHONE』 |
98年に発表されたラブライフのファースト・フルアルバム。今作はしっかり大舘健一もほとんどの曲で参加してます。オレンジのつなぎを着てたりして、どこかニューウェーブっぽいジャケットになってるけど、今作は音のほうもピコピコ度高め。後のポラリスに繋がっていくようなアコースティックな歌物と80年代テクノポップ、あとフリッパーズギターを融合させたような激ポップ・サウンドになっています。 これはホント大傑作。ピコピコテクノポップ・ミーツ・フリッパーズギターな『エレクトリック』、疾走する打ち込みビートにピコピコ電子音と切ないピアノの音色、そこに大谷友介の温かい歌声が交じり合うラブライフ流ポップミュージック『ステレオ』、リトルテンポを前面にフィーチャーしたポップなレゲエ・サウンドの上で大谷友介とかの香織がデュエットする『ふたりで出かけよう』、甘く切ないアコースティックな歌物ナンバー『風が吹けば鳥も飛ぶ』、クラムボンの原田郁子がピアノ伊藤大助がドラムを叩いた切ないミディアム・バラード『PIANO』などなど名曲だらけ。 『ステレオ』、『ふたりで出かけよう』、『風が吹けば鳥も飛ぶ』あたりはちょっと歌詞とアレンジを変えたら、ポラリスでやっても全然違和感なさそうだね。ピアノは『まちわび まちさび』の頃のクラムボンを思わせる。ポラリスやクラムボンを好きな人は聴いてみるといいんじゃないかな。もしかしたら、もう廃盤になってるかもしれないけど、これは忘れ去られるには勿体無すぎる大傑作だよ。ツタヤとかでも置いてるところは置いてるし是非是非。 |
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LaB LIFe 『WORLD'S END』 |
99年に発表されたラブライフのセカンド・アルバム。翌年に解散しちゃったんでこれがラスト作です。前作まではポップで可愛らしい曲が多かったんだけど、今作はディストーションギターが全編で暴れまくり、ピストルズばりのぶっきらぼうなボーカルやオイオイ・コーラスまで登場する始末。ギターロックとピコピコエレクトロニクスの融合って感じかな。ポラリスっぽい感じの曲はないです。時期的にはこの作品がポラリスに近いのにね。その辺が解散と関係あるのかな・・・なんて妄想してみたり。 今作はメロディーや曲調がこれまで以上にキャッチーでもしかしたら売れることを意識した作品なのかもしれないね。頭4曲は普通に売れてもおかしくないような感じ。でも、個人的には前作までの音のほうが好きかなあ。なんかラブライフらしさがなくなったっていうか、どこにでもありそうな音になっちゃってるんだよね。 |
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LALI PUNA |
LALI PUNAの1stアルバム。女性ボーカルをフィーチャーしたエレクトロニカ・ポップ。 |
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LALI PUNA |
MANUAL、mum、WECHSEL GARLANDなどが所属するエレクトロニカ系レーベル"MORR
MUSIC"より、女性ボーカル・エレクトロニカ・ポップ・ユニット、LALI
PUNAの2ndアルバム。前作に比べるとエレポップ色が強くなったかな。 |
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LALI PUNA 『LEFT HANDED』 |
mm37、LAL PUNAの3曲入りEP。 M-1『LEFT HANDED』は、LALI PUNAらしいエレクトリックなビートに、ロック的なベースライン、歪んだギター、そして呟き女性ボーカル。かなりロック寄りのキャッチーな曲です。M-2『LEFT HANDED -DUB-』は、M-1のDUBミックス。エレクトリックな部分は残しつつも、ルーツ的なDUBになってます。MORRにはあまりなかった音でちょっと新鮮。M-3『TOGETHER IN ELECTRIC DREAMS』は、一番、2ndアルバムの音に近い感じのエレクトロニカ。MORR好きは安心して聴ける感じ。 3曲ながらも、バラエティに富んだ内容。良くも悪くもないって感じかなあ。 |
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LALI PUNA 『FAKING THE BOOKS』 |
MORRの44番目はLALI PUNAの3枚目の作品。 今作は韓国の釜山出身の女性ボーカリスト、ヴァレリーのキュートなウィスパー・ボイスをこれまで以上に前面に押し出して、ますますポップな感じに。トラックのほうはエレポップ色が減少してバンド色が強くなった印象。もうエレクトロニカっていうかポップなロックだね。ごくごく普通のポップ・ロック。 別に悪くはないんだけど、これと言って語る部分もないかなあ。この曲だけは聴いて欲しい!って感じの曲もないし。個人的には前作『SCARY WORLD THEORY』のほうが好き。 |
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L'ALTRA |
シカゴのポストロック、スロウコア・バンド。純粋で優しく暖かいギター、ピアノ、ベース、ドラム、ヴィブラフォン、コルネット、チェロ、アコーディオンなどのアンサンブルに男女混声のボーカルが絡まる。どこにも隙の無い、圧倒的に美しい世界が繰り広げられる。メロディも儚く美しい。 |
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L'ALTRA |
L'ALTRAの2ndアルバム。チェロやアコーディオン、ペダル・スティール、ピアノなどの生演奏に男女ボーカルというスタイルは変わってないけど、前作より歌が前に出ていてポップになって聴きやすくなった。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『DUNE』 |
ラルク・アン・シエルのレビューはやろうやろうと前から思ってたんだけど、活動再会記念に、これまでにリリースされたアルバム8枚のレビューを全部やろうと思います。きっと彼らに偏見を持ってる人も多いだろうけど暇つぶしにでも見て貰えると光栄です。 これはラルクの93年に発表されたインディーズ時代の作品。これがリリースされた頃の僕は中学生だったんだけど、その頃に好きだった3大バンドがラルクとルナシーと黒夢。買ってる雑誌はフールズメイトとロッキンf。そう、所謂ヴィジュアル系というものにドップリだった。でも、僕はどちらかというとヴィジュアルは結構どうでもよくて、それらのバンドが鳴らしてた音の耽美的な世界観に惹かれてたように思う。今、その3つのバンドのこの頃の作品を聴き比べてみると、音の世界観の構築に関してはラルクがずば抜けてる。隙もなく作りこまれた耽美的音世界。hydeのボーカルに関しては線が細くメジャーデビュー以降のような力強さと表現力が、まだ見られないのは残念だけど、演奏力や楽曲の出来に関しても当時のインディーズ作品では群を抜いていると思う。特にこの頃から既に健在なtetsuの動きあるベース、楽曲ではM-9『AS IF IN A DREAM』なんかが聴き応えあり。今聴くとちょっと僕には耽美的すぎて辛いし、サウンドに面白みもあまりない。こういう耽美的なものが駄目な人もいるだろうけど、これはこれで完成度の高い作品なんじゃないかな。十分にラルクのポテンシャルが感じられる作品。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『TIERRA』 |
94年発表のラルク・アン・シエル、記念すべきメジャーデビュー作。今作も前作『DUNE』に引き続き、美しく耽美的な雰囲気を持ってるんだけど、アコースティック・ギターやピアノ、ストリングスなどを積極的に取り入れて、より広がりのある音世界を構築しています。hydeのボーカルの表現力、アレンジ能力、メロディのクオリティも大幅にアップ。1曲1曲のクオリティも高く、アルバム全体の流れも素晴らしい。派手さはないけど聴けば聴くほど染み入るような非常に味わいのある作品です。今回レビューするにあたって全作品を聴きなおしたんだけど、初期の作品では今作が一番しっくりきた。 まず、前作の延長線上にあるM-1『IN THE AIR』が素晴らしい。澄み切ったアコースティックギターのアルペジオで始まり、グルーヴィーなヴァース部分、そして空まで突き抜けていくようなコーラス部分。繊細だけど芯は太い、U2を思わせるような深い音の広がりを感じさせる。80年代ロックのエッセンスをギュッと凝縮してラルクのフィルターを通したような曲。ただ外国のバンドの真似をするんじゃなくて完璧に自分達のものにしている。メロディも極上。ヴィジュアル系バンドなんて・・・って偏見を持ってる人でも、U2とかキュアとかスミス辺りを好きな人はこの曲を否定できないんじゃないかな。 このバンドをただの売れ線の歌謡ロック・バンドだと思ってる人に聴いて貰いたいのがM-4『WIND OF GOLD』とM-7『眠りによせて』。前者はスカのリズム、後者はボサノヴァのリズムを大々的に導入。・・・とは言っても完璧にスカの曲やボサノヴァの曲になってるんではなく、あくまでラルクの音世界の中でそれらを効果的に使っている。これをメジャー1stアルバム、しかもセルフ・アレンジでやってるのには本当に驚かされるばかり。同じ年にメジャーデビューして、後にメディアでライバルみたいに扱われるGLAYの作品と聴き比べると、アレンジ、サウンドに対する意識の高さは雲泥の差。GLAY以外の他のロック・バンドとも一線を画してたと思う。 最初のほうにアルバム全体の流れも素晴らしいって書いたけど、1stシングルになったポップ・ナンバーM-5『BLURRY EYES』〜GASTANKやDEAD ENDに影響を受けたようなゴシック・パンク・ナンバーM-6『INNER CORE』、上述したボサノヴァ・テイストを取り入れた曲M-7『眠りによせて』〜フォーク・テイストのM-8『風の行方』〜ピアノのみをバックにHYDEの表現力を増した歌声が堪能できるM-9『瞳にうつるもの』〜最後を飾る8分に及ぶ壮大なバラード・ナンバーM-10『WHITE FEATHER』の流れは圧巻。初期の傑作です。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『HEAVENLY』 |
ラルク・アン・シエル、95年発表の2ndアルバム。今作ではこれまでの退廃的な要素がだいぶ影を薄め、いい意味で普遍的な要素が強くなってきた。ただ、今作は次に向かう途中段階。模索している感じはどうしても拭えない。結果として凄く中途半端な作品になってしまっているように感じた。ジャズを取り入れた曲や陽気なシャッフル調の曲もあったりして音の幅は前作以上に広がってるんだけど、アルバムとしてのまとまりがない。それから、肝心の楽曲も曲によってクオリティの差が激しい。ところどころフレーズや演奏、アレンジなどで光る部分はあるものの、いまいちパッとしない。 個人的に良かったのはジャジーなミディアム・ナンバーM-5『SECRET SIGNS』〜これまでのラルクでは考えられないほど“陽”なイメージのシャフッル調ナンバーM-6『C'est La Vie』〜題名通り、夏っぽいイメージのアコースティック・ナンバーM-7『夏の憂鬱』の3曲くらい。昔、聴いてた頃はこの3曲の他に疾走感と開放感のあるポップ・ナンバーM-2『VIVID COLORS』なんかが好きだったんだけど、今聴くとメロディはいいんだけど、アレンジがちょっと物足りない。何もかもが中途半端な作品。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『TRUE』 |
ラルク・アン・シエル、96年発表の3rdアルバム。今作は前作で模索してた道をやっと見付けた感じで、退廃的な要素は排し完全に吹っ切れたストレートなロック・サウンドに仕上がっています。この作品のリリース後にドラムのsakuraが薬物所持で逮捕、脱退してしまったので第1期ラルク・アン・シエルとしては、これが最後の作品となった。 スパニッシュ風味のギターと跳ねるピアノ、打ち込みのビート、実験的ながらも非常にキャッチーなM-2『CARESS OF LOVE』、スリリングなハードロック・ナンバーM-3『ROUND AND ROUND』、前々作の『BLURRY EYES』、前作の『VIVID COLORS』の延長線上のポップ・ナンバーなんだけど、それらよりもずっと洗練された仕上がりのM-4『FLOWERS』、英語詩に挑戦したアグレッシブなロック・ナンバーM-5『GOOD-MORNIG HIDE』、スカパラのホーン隊とピアノをフィーチャーした軽快でキャッチーなポップ・ナンバー(間奏直前のhydeの歌声とトランペットの絡みは聴き応えあり)、子供声のコーラスもフィーチャーしたポップなクリスマス・ソングM-9『I WISH』など名曲揃い。メンバー全員が作曲してるおかげもあって曲調も様々。ワンマン・バンドじゃないのもラルクの魅力だと思う。ただ、10曲で6人ものプロデューサーを起用したせいかアルバムを通して聴いたときにまとまりがないように感じた。なんかベスト盤や編集盤を聴いたような感覚の作品かな。 今作は良く言えば多くの人に響きやすい音に、悪く言えば商業的になった印象。ひたすらキャッチー。とにかく今作は楽曲が良いんだけど、全体的にいい子ちゃん過ぎて毒みたいなものがあまり感じられないのが残念なところ。tetsuのベース・プレイやアレンジ能力の高さなどは他のキャッチーなロックバンドとは明らかに一線を画してるんだけどね。キャッチーで薄っぺらな曲ばかりやってるような最近のしょぼいギターロック・バンドを聴くくらいなら僕はラルクを聴いてるほうがずっといい。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『HEART』 |
薬物所持で逮捕されてしまったsakuraに代わって新メンバーのyukihiro(元ダイ・イン・クライズ)が加わったラルク・アン・シエルの98年発表、メジャー4作目のアルバム。今作はCHOKKAKUがプロデュースを担当した復活シングル『虹』以外はすべて元PINKの岡野ハジメがプロデュースを担当。そのおかげか芯の通ったアルバムらしいアルバムになっている印象。新加入のyukihiroのドラミングは力強くタイトでラルクのサウンドに安定感とソリッド感をもたらした。そして、それと同時にtetsuのベースの魅力が一段と増した。とにかくメロディアスなベース・ラインで動く動く。そういうベースを弾くと普通だったらボーカルやギターとぶつかって駄目になってしまいがちだと思うんだけど、全然そんなことはなくてちゃんと曲になってるのが凄い。その辺はやっぱりyukihiroの加入が大きかったんじゃないかな。とりあえず、この作品での彼のベース・プレイは聴く価値が十分にあると思う。鳥肌立つよ。 モトリークルーに同名の曲があるけど、そちらに負けないくらいアグレッシブなロック・ナンバーM-4『SHOUT AT THE DEVIL』、レッド・ツェッペリンの『天国への階段』にオマージュを捧げたような美しく重いミディアム・ナンバーM-5『虹』、突き抜けるような開放感とグルーヴィーなドライブ感が爽快なM-6『BIRTH!』、tetsuのベースがうねりまくる荘厳なミディアム・ナンバーM-8『FATE』、オーケストラを導入した美しく壮大な極上バラードM-10『あなた』など聴きどころが多いこの作品だけど、個人的に最も素晴らしいと思うのがM-1『LORELEY』とM-3『SINGIN' IN THE RAIN』。 前者はボーカル、hydeの吹く物悲しいサックスが印象的な重く壮大なロック・ナンバー。初期の青く透明な退廃的さではなく、MUSEのようなヨーロッパ的な退廃的音世界。日本でこういう曲を作らせたら、少なくともメジャーシーンではラルクの右に出るものはないと思う。そして後者のM-3『SINGIN' IN THE RAIN』は名ピアニスト、富樫春生のスイングするピアノが印象的なジャズ・ナンバー。本格的なジャズ演奏にhydeの憂いのある歌が見事に絡み合う隠れた名曲。この曲では改めて彼らの表現力の高さを知ることが出来る。 個人的にはtetsu作曲のポップ・ナンバーM-9『MILKY WAY』が甘すぎてちょっと駄目だったのと、ちょっと音が悪くてその辺はちょっと残念だけど、それ以外は満点。非常に完成度の高いロック作品だと思う。ヴィジュアル系という言葉死んでしまえ。色々偏見を持ってる人もいるだろうけど、この作品はまぎれもなくロックな作品だと思う。そりゃ好き嫌いはあるだろうけど、ロックの系譜を知ってる人なら少なからず引っかかるところがあるんじゃないかな。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『RAY』 |
前作『HEART』ではミリオン・ヒットを記録、人気絶頂だったラルク・アン・シエルはシングルを大量リリースした後、99年7月にアルバム2枚同時発売というガンズばりの快挙を果たす。同時発売だった『ARK』と比べると、この『RAY』はとにかく無駄な装飾は取り払った迫力のあるバンド・サウンドが多く、非常にロックなイメージがする作品。1曲目の『死の灰』からもうまさにロック。ギター、ベース、ドラム、ボーカルのみによるシンプルでソリッドなロック・サウンドがただただカッコいい。ドライブ感のあるアップテンポなロック・ナンバーM-2『IT'S THE END』を挟んで、3曲目の『HONEY』がこれまたカッコ良すぎなラルク流ロックンロール・ナンバー。ザックリした生々しいギター・ストロークに相変わらずメロディアスなベース、ダイナミックなドラム、力強く躍動感のあるボーカル。何もかもが痛快痛快。GLAYにはどう転んでも、こんな音は鳴らせないでしょ。 次の聴きどころはシングルにもなったM-8『侵食 -loose control-』。とてもシングルになったことが信じれないような転調&変拍子使いまくりのダークかつアグレッシブなプログレ・ナンバー。ただただカオティック。次の英語詩のインダストリアル・ナンバーM-9『TRICK』もまんまマリリンマンソンだって言われたら、そうだけど完成度高し。ポルノグラフィティにはどう転んでも、こんな音は鳴らせないでしょ。 今作はハードめの楽曲が多いんだけど、渋めで落ち着いた雰囲気のM-4『SELL MY SOUL』、U2に通じるような開放感とグルーヴ感が最高に心地よい傑作ポップ・ナンバーM-5『SNOW DROP』、yukihiroが作ったミニマルで不穏な空気の漂うトラックにフランス語会話のサンプリングが乗る実験的なナンバーM-6『L'Heure』などをアルバム中盤に配置して、いいアクセントになっています。 そして、この作品のクライマックスが最後の2曲。M-10『いばらの涙』は静と動のコントラストが圧巻。アルペジオによる静寂のヴァースから絶妙のドラム・ブレイクを挟んで一気にダイナミックなサビに突入する。この瞬間の高揚感がもう半端じゃない。後半は激しいギターに弦楽器も絡まって怒涛の展開。GY!BEまで彷彿とさせるようなドラマチック性を持ったナンバーです。等身大なロックが好きな人は駄目だろうけど、壮大なロックが好きな人はきっとこの曲は気に入るんじゃないかな。そして次のM-11『THE SILVER SHINING』はhydeのファルセットが美しすぎるバラード・ナンバー。同時発売の『ARK』のラストを飾るバラード・ナンバー『PEACES』みたいにお涙頂戴的な感じではなく、柔らかくふわふわしてて夢心地。美しい余韻を残して終わります。1曲1曲のクオリティも高く、1つの壮大な物語のような流れを持った大傑作。上にもちょっと書いたけど等身大の音を鳴らすロックばかり聴いてる人には、この作品はちょっと過剰すぎるかもしれない。だけど、マンサンやミューズ、70年代〜80年代辺りの洋楽ロックが好きな人にはきっと響く部分がある作品だと思う。もし何か偏見を持って聴かず嫌いしてるんだったら、聴くは一時の恥、聴かぬは一生の恥。ちょっと聴いてみるのもいいかもよ。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『ARK』 |
『RAY』と同時発売された作品。こちらは『RAY』に比べるとポップな曲が多いおかげで幾分、間口の広い作品になっています。 今作はシングルになっていた曲を5曲も収録しているんだけど、その中では、M-4『HEAVEN'S DRIVE』が群を抜いて素晴らしい。軽快なギターのカッティングと、うねりうねり動きまくるベース、タイトなドラミング、そしてHYDEの吹っ切れたような力強く丸裸な歌声。メロディーはとびっきりキャッチーなんだけど、他の売れ線歌謡ロックとは一線を画す骨太なグルーヴ感。エッジ効きまくり躍動感満天なロックンロール・ナンバー。もうホント最高。くるりやスーパーカーやナンバーガールもいいロックバンドだと思うけど、彼らにはここまで弾けたロックンロールはきっとできないと思う。くるり、スーパーカー、ナンバーガールの2番煎じばかりじゃ面白くない。こんなロックバンドだって必要だよ。 ただ、今作はそれ以外のシングル曲・・・重くダークなバラード・ナンバーM-1『FORBIDDEN LOVER』、歌謡ロックと言われても仕方のないようなキャッチーで爽やかなポップ・ナンバーM-3『DRIVER'S HIGH』&M-5『DIVE TO BLUE』、オーケストラを導入した美しく壮大なバラード・ナンバーM-11『PEACES』などは過去の曲の劣化コピーみたいな感じで個人的にはあまり好きになれなかったし、アルバム用も今作はちょっと弱め。yukihiroの作ったテクノ・インストM-6『LARVA』はこういう曲を収録したことは好感がもてるものの、肝心のクオリティがお世辞にも高いとはいえないし、打ち込みとバンドサウンド、そしてストリングスを融合させたゴシック・ナンバーM-7『BUTTERFLY'S SLEEP』にしても練り込みが足りない。海の底のような神秘性と浮遊感を持ったサウンドにスクラッチも絡まって不思議な音世界を作り出しているM-3『CRADLE』と、実験的なゆる〜いハワイアン・ポップ・ナンバーM-8『PERFECT BLUE』の2曲はなかなかの出来だったけど、同時発売の『RAY』、前作『HEART』のアルバム用の曲に比べると、やっぱり少しクオリティが落ちるように感じた。アルバムとしての完成度は『RAY』のほうが断然上だと思うな。 実際はそういうつもりで作ってないだろうけど、今作は『RAY』を作って余った曲を集めて作ったアウトテイク集的な印象を受けた。2枚同時発売というのはレコード会社の意向だと思うけど、やっぱり無理があるよ。セールス的には2枚とも200万枚を突破したらしく、大成功かもしれないけど、今作は前作『HEART』が売れてしまったばかりにレコード会社に音楽を潰されてしまった悪い例だと思う。どちらかと言うと、ラルクのやりたいことが詰め込まれたと思われる『RAY』が傑作だったからまだいいものの、こういうレコード会社の搾取が後の活動休止という事態を引き起こしてしまったような気がしてならない。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『REAL』 |
『RAY』、『ARK』をリリースした後もラルクのリリースラッシュは続いて、次々と3枚のシングルをリリース。『RAY』、『ARK』から約1年後にはそれらのシングルを収録したメジャー7枚目となるフルアルバム『REAL』がリリース。今作は音楽性の幅を広めていった彼らならではの様々なタイプの曲をまんべんなく詰め込んだカラフルな作品。4人の作曲者それぞれの個性が濃く出た作品とも言えます。彼らはこれをリリースした後にシングルを1枚だけリリースして活動休止してしまうわけなんだけど、これは彼らの第2期の最後を飾る最高傑作!・・・と言いたいところだけど楽曲の当たり外れが大きい。 yukihiro色の強く出たインダストリアル・ナンバーM-1『GET OUT FROM THE SHELL』、ちょっとMUSEを思わせるような変拍子を用いたスリリングかつ耽美的なへヴィロック・ナンバーM-2『NEPENTHES』、ポリスを思わせるようなニューウェーブ・ポップ・ナンバーM-3『NEO UNIVERSE』、気だるく無骨でソリッドなロックンロール・ナンバーM-5『LOVE FLIES』、心地良い疾走感でドライブするロックンロール・ナンバーM-7『STAW AWAY』、意外にもhydeのボーカルがハマりすぎなロカビリー・テイストの攻撃的なロック・ナンバーM-8『ROUTE 666』などは、どれも本当に素晴らしい。特にM-2『NEPENTHES』とM-7『STAW AWAY』は聴き応えあり。前者はギュインギュインいってる過剰なまでに激しいギターと歌いまくるベース、変拍子のリズムをダイナミックに叩き出すドラム、そして圧倒的な力強さを持つ歌声がぶつかり合って、やたらとカッコいい。この高揚感と緊張感は他ではなかなか味わえないと思う。何度聴いてもドキドキする。そして、後者のM-7『STAW AWAY』は過去の傑作ロックンロール・ナンバー『HONEY』や『HEAVEN'S DRIVE』の流れにある曲だけど、それらの曲と比べるともっと力強く暴力的。メロディーやボーカルもいいんだけど、とにかくギターとベースのフレーズがカッコいい。転調もバッチリだし心地良い疾走感があって最高にグルーヴィー。文句なしの名曲です。 しかし、それ以外の5曲はちょっと微妙。亀田誠治がプロデュースしたM-4『BRAVERY』はメッセージ色の強い歌詞やメロディはいいんだけどアレンジが薄っぺらで全然面白みがないし、ドラマチックで純和風なバラード・ナンバーM-6『FINALE』は歌メロが歌謡曲すぎる。『虹』を手掛けたCHOKKAKUをプロデュースに迎えたM-9『TIME SLIP』もメロディは悪くないけどキャッチーすぎるアレンジに疑問が残る。ラスト2曲のバラードM-10『SILENT LETTER』、M-11『ALL YEAR AROUND』もいまひとつ響いてくるものがない。良い曲は良い曲なんだけどアルバム全体で見ると、どうしても煮詰まり感を感じずにはいられない作品って感じかな。この後の活動休止は必然だったのかも。 とりあえず、今回、いっぺんにラルクのアルバムを全部レビューして一番言いたかったことは、偏見なんて捨ててしまえってこと。人間それぞれ感性はバラバラだし、ちゃんと聴いて駄目な人ももちろんいっぱいいると思う。だけど、ヴィジュアル系とかミリオン・アーティストだという偏見で聴かず嫌いをしたり、「ラルクなんてダサいよ」「あんなのロックじゃないよ」なんていう周りの意見に流されてたりするのは、どうかと思う。レビューをやっといてそんなことを言うのは矛盾してるかもしれないけど自分の耳を信じようよ。音楽雑誌のレビューは結局は宣伝文。全部が全部、視聴できるわけじゃないし、地方に住んでる人は情報源も少ないかもしれない。そういう人のためにちょっとでもガイドになったらいいなって思って僕はレビューをしてるんだけど結局判断するのは自分自身。 ラルクに関しては、くだらない偏見を持ってる人が最も多いバンドのひとつだと思う。hydeのボーカルの時には優しく時には激しく、神秘的な歌からロックンロール、グランジ、ヘヴィロック、メタル、ロカビリー、ハワイアン、そしてジャズまで歌いこなす圧倒的な表現力と声域。ロック、ポップス、テクノ、ジャズ、ボサノヴァ、スカ・・・様々なジャンルを取り入れる柔軟性とアレンジ力。そして、ストレートな曲だろうが変拍子の曲だろうがそれらを完璧に表現する演奏力。tetsuのメロディアスで動きのあるベースはやっぱり凄いし、メンバーの全員がそれぞれ個性のある作曲ができて、その楽曲もそれぞれクオリティが高いのもこのバンドの強みだ。好き嫌いは別にしてラルクは他のバンドにはない魅力がいっぱいあるし、本当に存在意義のあるバンドだと思う。まあ、結局判断するのは自分自身なんだけどね。でも変な偏見で彼らを見てるんなら勿体無いと思う。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『SMILE』 |
活動停止していたラルク・アン・シエルの前作『REAL』から約3年半ぶりとなる通産8枚目となるオリジナル・フルアルバム。2001年に映画「ファイナルファンタジー」の主題歌となり、ポツンとリリースされたシングル『SPRIT
DREAMS INSIDE』、復活シングル『READY STADY
GO』、先行シングル『瞳の住人』を含む全10曲。CCCD。 復活シングル『READY STEADY GO』を聴いたときも思ったんだけど、ストレートなロックというか、バンドの初期衝動を感じるような曲が今作には多い。それぞれのソロ活動を経て、バンドでの演奏を純粋に楽しんでるような。実際は一発録りじゃないだろうけど、4人が楽しく演奏してる姿が頭に浮かんでくる。それだけにアレンジ的にもシンプルなものが多くて、ラルクのマニアックな部分が好きな人にとってはちょっと物足りない作品かもしれないな。あと、M-2『READY STEADY GO』やM-4『FEELING FINE』、M-5『TIME GOES ON』なんかで、ところどころ入る安っぽいシンセ。共同で編曲をしている岡野ハジメの趣味かもしれないけど、あれは無いほうがストレートなロックの雰囲気の今作には合ってたような気がするな。 ちょっと泥臭いギターにストリングスとhydeの歌声が美しく絡み合うスケールの大きなミディアム・ロックM-1『接吻』、まるでダムドみたいなストレートなリズムが印象的なM-2『READY STEADY GO』、力強いギターリフに動きまくるベースライン、高度なドラミングに力強いボーカル、これぞラルクって感じのロック・ナンバーM-3『LOVER BOY』、ベイシティローラーズのサタデーナイトを思わせるようなリズムのポップロックM-4『FEELING FINE』、いかにもtetsu作曲なポップ・ナンバーM-5『TIME GOES ON』、力強くロマンチックで美しい、これまたラルクにしかできないロック・ナンバーM-6『COMING CLOSER』、ギターノイズにまみれた美しいロッカ・バラッドM-7『永遠』、マリリンマンソンなへヴィロックM-8『REVOLUTION』、hydeのサビでのファルセットが印象的な甘い甘い極上バラードM-9『瞳の住人』、U2なんかを思わせるような広がりを見せる英詩のロック・ナンバーM-10『SPRIT DREAMS INSIDE』。 個人的にはM-3がベストトラックかな。間奏のベースソロにサイケデリックなギターが加わり、次にhydeのボーカルが入ってくるところなんかホントにカッコよくてゾクゾクする。M-6、M-7、M10もいいね。ただ、3年前の曲が入ってたり、メンバー4人が全員作曲しているのもあってか、どうしてもアルバムを通して聴いたときにバラバラ感が。まるで編集盤みたいな。それもラルクの売りと言えば売りなのかもしれないけどね。『RAY』や『HEART』なんかは、もっとアルバムとしてもまとまりがあったんだけどなあ。その辺はちょっと残念。 だけど、今作は曲自体の出来は前作『REAL』以上だと思う。マリリンマンソンやりましたって感じのM-8『REVOLUTION』はこれまでの同タイプの曲に比べてもちょっと・・・だけど、それ以外の曲はどれも非常に洗練された曲ばかり。ちょっと前に「タモリ倶楽部」でタモリが本当に美味しい料理は1口食べて「美味しい!」ってなるのではなく、最初は「ん?」って思うけど2口目3口目に「美味しい!」ってなるものだって言ってたけど、この作品の曲はまさにそう。2回3回と聴いてるうちに響いてくる。いろいろ残念な部分もある作品だけど、その辺はさすがラルクってとこかな。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『KILLING ME』 |
復活後のシングルとしては初のhyde作曲になるのかな。疾走感溢れるキャッチーなギターロック・ナンバーに仕上がっています。ボーカルもメロディも演奏もアレンジも突き抜けてて心地良いね。楽曲自体は凄くシンプルなギターロックなんだけど、アジカンなんかの若手バンドが持ってる未完成であるがゆえのロックンロール感とはまた違った安定したロックンロール感でドキドキさせてくれます。ラルク流ロックンロール。 カップリングはパートチェンジして過去の曲のパンクアレンジ。アレンジはそれほど悪くないけどtetsuのボーカルは正直、こういう曲調に合わないでしょ・・・。あと芸人の青木さやかがピアノと声で参加したバージョンも収録されてるけど、これってラルクにとっても青木さやかにとってもプラスにならないような。 |
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L'Arc〜en〜Ciel 『AWAKE』 |
ラルクの9作目。ストレートなパワーポップあり、ダークでメランコリックな曲あり、壮大で幻想的なバラードあり、マリリンマンソン風あり、キャッチーなビートロックあり、ニューウェーブ風あり、カラフルでメンバー全員の色が出たラルクらしい作品だと思います。前作『SMILE』よりも本来のラルクに近い感じ。捨て曲らしい捨て曲もないし(個人的に『AS
ONE』は駄目だけど)バランスも良くてアルバム全体の完成度は『HEART』や『RAY』に匹敵すると思います。アルバム曲では『LOST
HEAVEN』と『TRUST』、『EXISTENCE』が素晴らしい。その辺の曲は最近のシングルはポップすぎて駄目っていう昔からのファンも納得するんじゃないかな。 ちなみにジャケット画像にはUS盤のリンクを貼ってます。アジアで人気あるのは知ってたけど、アメリカでもラルクのファンはいるみたいだね。なんだかんだ言って、くるりやサンボマスターやハイスタにはどう転んでもできない日本じゃ唯一無二のロックサウンド。この調子で世界をトリコにして欲しいなあ。 |
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LARS HORNTVETH 『POOKA』 |
ノルウェーの国民的?インスト・バンド、JAGA
JAZZISTの主な作曲を手掛け、バス・クラリネット奏者であるラーシュ・ホーントヴェットの初のソロ・アルバム。 ジャズ〜ポストロックとエレクトロニクスの融合という点ではJAGA JAZZISTのほうに通じるものがあるけど、こちらはストリングスを多用して非常にドリーミーかつドラマチックな仕上がり。実兄であり同じくJAGA JAZZISTのメンバーでもあるマーチンによるエレクトロニックなビートと柔らかいストリングスに絡み合うラーシュ・ホーントヴェットのクラリネットのフレーズがなんとも切ない。彼の作曲家としての才能、生演奏とエレクトロニクスの融合は、これまでのJAGA JAZZISTの作品で見せていたそれよりも、さらに磨きがかかっていて、ため息が出るほど素晴らしい。 アコースティックな楽器の音色と甘いストリングスにポコポコいってる電子音が絡まるキュートなタイトル・トラックで始まり紆余曲折経て、全編アコースティックで非常に優雅なトラックで静かに幕を閉じるこの作品は、さまざまなドラマと起承転結があって、まるでひとつの大作映画のよう。目を閉じると、いや、閉じなくても映像や物語が浮かんでくる。このドリーミーかつドラマチックでどこか切ない、そして映像や物語が浮かんでくる感じ、歌こそないもののバッドリー・ドローン・ボーイが手掛けた傑作サウンドトラック『ABOUT A BOY』を思わせたり。あの作品とは違ってこちらは架空のサウンドトラックなんだけど凄く素敵だなあ。ジャズ、ポストロック、エレクトロニカ、クラシック、そんなカテゴリー分けは不要な傑作。お薦めです。 |
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LATIN QUARTER 『LIGHT HOUSE』 |
空手サイコの新プロジェクト。ファンクとソウルとロックをごった煮にしたディスコハウス。この人、本当に日本人!?って思ってしまうくらい黒い黒い。一昔前だと“ビッグビート”って呼ばれてそうな、オバカでやりすぎギリギリなエディットにジェームスブラウンも真っ青のファンキーなリズム。ベースブンブン、ビートが踊る踊る、もう腰を動かさずにはいられないです。基本はインストなんだけど、イルリメとタカツキがゲスト参加したトラックもかっこいい!イルリメやタカツキ、それぞれの作品とは全然違う感じのトラックだけど、2人のラップとLATIN
QUARTERのトラックの絡み合いがとってもファンキーグラマラス! この弾けっぷりは好き嫌い分かれるかもしれないけど、アゲアゲでファンキーに踊りたい人は是非是非。 |
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LIAM LYNCH 『FAKE SONGS』 |
イギリスの宅録ポップ・ユニット、LIAM LYNCHのデビューアルバム。オルタナ・フォーク、ヘヴィメタ、ハードロック、クラシック・ロック、ディスコ、ラップなど多彩なスタイルの小曲を集めたアルバム。どの曲も、2、3分。次から次へと色んなサウンドがポップに飛び出してきて楽しい。 オリジナルのガレージロック・チューン、M-3『UNITED STATES OF WHATEVER』なんかもいいけど、数曲収録されているFAKE SONGが面白い。BJORK、DAVID BOWIE、PIXESなどのパロディ。パクリじゃなくてパロディ。FAKE BJORK SONGなんて、ホントにBJORKのみ発表曲って言われたら信じそう。ちょっとチープだけど・・・(笑) 遊び心たっぷりのポップ・アルバム。楽しいんだけど、メロディが少し弱いかな・・・ |
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LIARS 『THEY THREW US ALL IN A TRENCH AND STUCK A MONUMENT ON TOP』 |
オーストラリア出身、ニューヨーク在住の4人組、LIARSの1stアルバム。 ノイジーなギターに歪んだベース、パワフルなドラム、吐き出すように歌うボーカル。そして、エレクトロニクス、ダブを効果的に使っている。ニューウェーブ、ポストパンクに影響を受けた、現代のディスコ・パンク。ついつい体が動いてしまうようなダンスチューンからアブストラクトなダブ・パンクまで。最後の曲は、アブストラクトな演奏が延々と30分間ループ。暴れ踊れる。かつ、実験精神に溢れた作品。 それにしてもタイトル長すぎ。それも、ある意味、実験度が高いかも・・・(笑) |
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LILY ALLEN 『ALRIGHT STILL』 |
インターネットで火が付いたシンガーソングライター!父は人気コメディアンでクラッシュのジョー・ストラマーと仲良しで、母はスリッツの元メンバーなんていう宣伝文句?が気にくわなくて聴いてなかったんだけど・・・ これメチャクチャ良いじゃないか!!! 個人的には2006年のポップス作品では一番のお気に入り。レゲエやスカをうまくR&Bに落とし込んで、めちゃくちゃポップに仕上げてます。ありそうでなかった斬新なバックトラックに思わず口ずさんじゃうようなメロディ。音楽的に刺激的で単純に楽しい。ホントよく出来てるんだなあ。皮肉な歌詞もウリみたいだけど、そんなの分からなくても十分楽しめます。捨て曲もなくて全曲シングルカットできるんじゃないかってくらい。ガールズポップの歴史に残るような名盤だと思います。ルックスも可愛い!ジャケットも可愛い!文句なし!UKポップ好きだった人にもお薦めです。 |
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LIMITED EXPRESS(HAS GONE?) 『FEEDS YOU』 |
ROVO、MONOに続いて、JOHN ZORNのレーベル「TZADIK」からリリースの日本人バンド。と言っても、ROVOともMONOとも全然違う音。 初期ボアダムスにも通じるようなノイジーでアヴァンギャルドな演奏に、ユカリのエキセントリックで表情豊かな女性ボーカル(曲によっては男性ボーカルも)。初期BOATにもちょっと似てるかな。このバンドのほうがずっとアヴァンギャルドだけど。東西南北、左右上下、全部メチャクチャ。何がなんだか分からない凄く不思議なサウンド。それでいてポップ。そんなサウンドです。 M-11『LAVO』がメチャクチャかっこいい。不思議な音が好きな人向け。 |
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LIMP |
LIMPと言ってもLIMP BIZKITとは全く違います。MANUALことJONAS
MUNKを含む4人組バンド。リリースもMANUALと同じMORR
MUSICから。曲もほとんどJONASが作ってるみたいだし、そのままMANUALがバンドをやってるって感じの音。 |
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LIMP BIZKIT 『RESULTS MAY VARY』 |
LIMP BIZKITの4thアルバム。ギターのウェスが脱退してからは初めてのアルバム。RADIOHEADが好きなウェスが脱退してからは、よりヒップヒップ寄りのサウンドになるのかなって思ってたんだけど、蓋を開けてみるとラップの割合は低めで、かなりメロディを重視した歌もの作品になってた。ギターもあまり歪んでないし、ゴリゴリな曲もあまりなくて、マッタリした曲が多め。ストリート感もマッチョ感も低くて、凄く大人な印象。良くも悪くも普通のギターロック・バンドになった感じかな。 曲は悪くはないし普通に良い。バラードっぽい曲もなかなか良い。こういう方向性は嫌いじゃない。だけど、なんかLIMP BIZKITならではっていう面白みがないんだよね。こんなのじゃ、他のバンドでもできるんじゃ?みたいな。こういう方向に走ると、どうしても歌唱力や演奏力、細かいアレンジが目立ってくる。この作品では、それらが全部中途半端。1作目のようにヘヴィなわけでもなく、前作ほどキャッチーでもなくやっぱり中途半端。あと、いい曲とそうでない曲の差が激しいような。その辺も中途半端。やっぱり、ウェスの脱退のダメージは大きいかもしれないね。 |
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LIMP BIZKIT 『UNQUESTIONABLE TRUTH PART 1』 |
リンプの7曲入りミニアルバム。なんと今作からウェスが復帰してます。リンプにはやっぱりウェスが必要!そう思わずにはいられないかっこいい作品に仕上がってます。ただ、これまでのファンが両手挙げて喜ぶ作品ではないかもしれないね。リンプのパブリックイメージはアホみたいにキャッチーで売れ線のヘヴィロックみたいな感じだと思うけど、今作はキャッチーさが皆無と言っていいほど感じられないんだよね。いろんな意味でヘヴィ。なんか全体的にレイジみたいです。ギターは最近のメタリカっぽい。 これまでのファンよりももっとコアな層というか、どちらかと言うとレイジとかメタリカとか好きな人に聴いてもらいたい作品ですね。うーん、やっぱり賛否両論ある作品だろうなあ。個人的には何もリンプがこれをやらなくてもいいのにって思ってしまったり。これはこれでかっこいいけど、もっと3作目みたいにキャッチーなのが聴きたいです。 |
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LINUS OF HOLLYWOOD 『YOUR FAVORITE RECORD』 |
タヒチ80とか流行ってた頃にレコード屋で大プッシュされてたギターポップの良作。 最近、木村カエラに曲(『MAGIC MUSIC』)を提供してて久しぶりに引っぱり出して聴いてみたけど、やっぱ良いね。ルーツに忠実すぎて、もっと遊び心があってもいいような気もするけど、やっぱ良い。ジェリーフィッシュ、60年代ポップ、ビーチボーイズ、ビートルズ、ゾンビーズ、キラキラメロディ、美しいコーラスワーク、ドリーミー、これらのワードにピンときた人はきっと気に入るんじゃないかな。 くるりの『NIKKI』の中の数曲はこんな感じを目指してたんじゃないかなー。 |
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LITTLE TEMPO |
DRY & HEAVYの内田直之氏やBUFFALO DAUGHTERの大野由美子氏などをゲストに迎えたLITTLE
TEMPOのメジャー2ndアルバム。 全篇にスティールパンが使用されていてエキゾチックなDUBサウンドに仕上がっている。キャッチーなスティールパンのメロディやゆったりとしたリズムは開放感で溢れています。ジャケットのような夏のビーチで聴きたい一枚。 |
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LITTLE TEMPO 『MUSICAL BRAIN FOOD!』 |
エイベックスからビクターに移籍しての第一弾アルバム。今作ではジャマイカから飛び出して、あらゆる国を旅行してるような作品。前作までに比べて圧倒的に音の幅が広がっています。前作までのLITTLE
TEMPOしか知らない人が聴いたら、「え!?」ってなりそう。 今作は、少しスティールパンは後ろに引っ込んで、バンド演奏がダイナミックに。DOUBLE FAMOUSとDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENを足して、前作までのLITTLE TEMPOで割ったようなサウンドになってます。 全編、ハッピーで平和な音。もう楽しい楽しい。それでいて、曲調が幅広くて飽きない。そして、タイトル曲が良すぎ。最高にハッピーなダンス・チューン。この曲だけで一夏過ごせそうな名曲です。ワールドミュージック好きな人は是非聴いてみてください。 |
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LITTLE TEMPO 『FIREBLENDER』 |
『MUSICAL BRAIN FOOD!』のダブ・ミックス盤。 ダブ・ミックスを施したのはお馴染みの内田直之(DRY&HEAVY)。『MUSICAL BRAIN FOOD!』のほうはハッピーで軽快、凄く心地良かったんだけど、こっちはディープでドープでまた違う心地良さ。さすが内田直之!って感じの出来でドップリドップリはまれる。 これは『MUSICAL BRAIN FOOD!』と一緒に聴いたら、より楽しめる作品。『MUSICAL BRAIN FOOD!』を気に入ってた人は、この作品も聴くと2倍以上に楽しいと思う。逆もしかりで、この作品から入った人は『MUSICAL BRAIN FOOD!』も聴くと、きっともっと楽しいと思う。 |
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LITTLE TEMPO 『SUPER TEMPO』 |
『MUSICAL BRAIN FOOD!』から2年ぶりとなるリトルテンポのフルアルバム。リトルテンポの昔のイメージはスティールパンでゆる〜い和み音楽って感じだったけど、今作はバンド色も強まってボトムもズッシリ、しっかりガッツリと踊らせてくれる作品になってます。スティールパン以外の楽器も大活躍。レゲエ〜ダブバンドというより、ジャズもハワイアンもファンクも飲み込んだジャムバンドって感じかなあ。 個人的にこの変化は大賛成。これまでのリトルテンポのアルバムの中では今作が一番好きだ。いや〜、いいよ!ハッピーに笑顔で踊らせてくれます。ジャケットはあまり音に合ってないような・・・ |
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LIV 『THE FIRST CHAPTER』 |
はい。押尾学のバンドです。俳優のやる音楽なんてって思うかもしれないけど、USラウドロック系の音で、これがなかなかカッコ良かった。まあ、歌唱力はちょっと・・・だけど。バックの演奏と曲のメロディ、アレンジがいい。それもそのはず、ドラムが、元SMORGASで、コーネリアスやくるりのサポートもしている、あらきゆうこ。ギターは元BULLSHITの人。ゲストでRIP
SLYMEのDJ FUMIYAや何故かLOUDNESSの山下昌良まで参加しています。 M-1『THE FIRST CHAPTER』は、ドラムンベース×ギター×スクラッチのインスト。M-2『HATE』は、グランジ×ヘヴィロックな曲。俳優のバンドとは思えないヘヴィさ。演奏はその辺のハードコアバンドよりヘヴィかも。M-3『WITHOUT YOU』は、一転めちゃくちゃポップな曲。ギターリフはヘヴィだけど歌がポップ。突き抜けるようなサビは、ちょっとhideを思い出した。てか、ライブではhideをカバ-したりしてるらしい。M-4『VALOR』は、ストリングス×ブレイクビーツなインスト。押尾学のナレーションはいらなかった気も。M-5『TRY』は、ストリングスも入った壮大な曲。これも凄くポップ。この曲が一番一般受けしそうかな。普通にいい曲。M-6『LOSERS』は、初めはディズニーっぽい可愛い曲かと思わせといて、突然、ハードにパンクに展開する曲。M-7『PAYBACK』は、コーンやリンキン・パークなど、USヘヴィロックバンドを彷彿させるような曲。英詩だし洋楽って言われたら信じるかも。M-8『T』は、エアロスミスの「アルマゲドン」の曲ばりのストリングスも入った壮大なバラード。M-9『SOUL』は、スクラッチから始まって女性コーラスを使った前奏から、突然スカに。サビはパンクにバースト。スカコア・バンドによくあるパターンだけど、メロディがいい。でも、転調のところの「自分を信じろ」のところの歌はちょっと・・・。M-10『I WANNA BE WITH YOU』は、なんかBOOWYやデランジェとか80年代〜90年代前半のジャパニーズロックの現代版って感じの曲。M-11『WHAT?』は、楽屋の音?のSE。M-12『PAIN』は、AメロBメロは呟くような感じで、サビはメロコアっぽい曲。メロディがいい。M-13『銀月』は、弾き語りのバラード。歌唱力が問われるような曲・・・。M-14『BRAVE』は、壮大なミディアム・バラード。無音の後にシークレットトラックもあります。 曲のメロディは凄くいいと思うんだけど、やっぱり歌は上手いとは言えないです。ほとんど英詩で、たまに日本詩が出てくる感じなんだけど、日本詩のところがちょっと違和感があって、いっそのこと全部英詩にしてしまったほうが良かったと思う。これをハードコアとかパンクとか言うと怒られると思うんだけど、その辺の青春パンク・バンドよりはかっこいいと思います。何度も言うけど歌謡力はアレだけどね。ポップなロックが好きな人にお薦め。hideや初期のドラゴンアッシュが好きな人にお薦めです。 |
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LIV 『SKELTON KEY』 |
LIVの2ndアルバム。今作も押尾学を中心に元あらきゆうこなど前作同様の豪華メンバーが固めています。 サウンドは相変わらず、へヴィロック風。あくまで風。まず、M-1からM-3までもろにリンプな曲が続く。演奏はそこら辺のハードコア・バンドよりもかっこいいかもしれない。う・・・。シングルになったキャッチーでちょっとhideっぽい『ARE YOU ALIVE?』を挟んで、次に登場するのはなんと爽やかなボサノヴァ・ナンバー。この辺は、あらきゆうこが参加してるのが大きいのかな。その次はポップで陽気なパンク・ナンバー。うた・・・。そして次は一転、ストリングスの入った壮大なバラード。うたが・・・。バラードになると歌唱力が目立ってくる。通して聴いてるとここまでは質の高い演奏のおかげか聴いてこれるんだけど、ここで僕はノックアウト。この曲以降はミディアム・テンポやバラードなど穏やかな曲が多い。歌が聴こえる聴こえる・・・。 英語詞の曲も結構あるんだけど、彼は帰国子女ってこともあってか英語詞の発音もうま・・・いとは言えないのは気のせいだろうか。純日本人の僕には分からない。てか、彼は完璧ハードコアな男なはずなのにこんなにバラード曲が必要なんだろうか。『ARE YOU ALIVE?』みたいなヘヴィだけど突き抜けるようにキャッチーみたいなタイプの曲はなかなかいいと思うんだけどな。今作は前作に比べると、そういう曲が少なめなのが残念。そういう曲は『ARE YOU READY?』以外ではM-10『SEB&MAXI』くらいかな。この曲は良かった。 メロディや演奏は相変わらず質が高い。しょぼい青春パンク・バンドなんかよりは断然かっこいい。歌がもっと良かったら普通にいいと思うんだけどな。 |
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LOCOFRANK 『STARTING AGE』 |
もともと相撲茶屋って名前で活動していた大阪の3ピース・バンド、LOCOFRANKの初音源。リリースは175RやB-DASH、SHAKA
LABBITSなど人気(売れ線?)パンク・バンドが多数、所属するLIMITED
RECORDS。 このLOCOFRANKのサウンドは175Rなんかに比べるともっとロック度高め、パワフルでストレートなパンク・サウンドです。グッとくるメロディがスピーディーかつパワフルに通り過ぎていく。歌や演奏が巧いのもいいな。これは爽快。最近のこういうバンドの中ではカナリ良いと思うな。 メロディラインやリフにもところどころハイスタを思わせるようなところがあるのは、ご愛嬌。いい意味でハイスタに強い影響を受けたバンドだと思う。ハイスタ好きだったけど、最近の青春パンク・バンドは・・・って人は聴いてみるといいかも。 |
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LOCOFRANK 『RIPPLE』 |
大阪出身の3人組、ロコフランクの初のフルアルバム。以前にリリースされたミニアルバム『STARTING
AGE』が直球メロコア作品でなかなか良かったんで期待して聴いたんだけど、正直、最初に聴いたときの印象は「ん!?」って感じ。だけど、何回か聴いてるうちに段々と響いてくるようになった。 前作は、ひたすらグッドメロディーを勢い全開で鳴らしてるような作品だったんだけど、今作は勢いをところどころ抑えつつ抑揚を付けた音になってるんだよね。そのおかげで、彼らの持ち味であるグッドメロディーの輪郭がくっきりした印象。前作ほどの瞬発力はないけど、聴けば聴くほど響いてくる作品になっています。前作に比べるとエモっぽくなったというか、ロック寄りというか、ちょっぴり大人の味。ハイスタっぽさは薄れたかな。 ギミック控えめでグッドメロディーをテンポ早めでストレートに聴かす。この手のバンドの中ではカナリいい線行ってるんじゃないかな。良い曲いっぱいというか全曲良いし、メロコア〜キャッチーなギターロックが好きな人は聴いてみるといいかもね。次は日本語の曲も聴いてみたいなあ。 |
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LONGWAVE 『I STRANGEST THINGS』 |
あのSTROKESのサポートを勤めたバンドってことで話題。どうせまた、STROKESフォローワーの糞ロックバンドだろうなと思って試聴したら全然違う音でビックリ。STROKESっぽさも少しあるけど、もっとサイケ。ギターのフィードバックノイズがゆらゆら。そこに甘いメロディの歌。 プロデューサーを見て納得。MERCURY REVやFLAMING LIPSなどを手掛けるデイブ・フリッドマンがプロデュースしていた。U2やREM、そしてSTROKESとMERCURY REVを融合させたような感じです。とにかく、このバンドは歌がいい。STROKESを期待して買うと失敗するかも。どっちかって言うとサイケ・ロックを好きな人にお薦めです。 |
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LOSALIOS 『ゆうれい船長がハナシてくれたこと』 |
元ブランキージェットシティの中村達也のユニット、ロザリオスの4作目。今作からベースのTOKIE、ギターのカトウタカシという従来のメンバーにアイゴンこと會田茂一が加わっています。ギター、ベース、ドラムのみによるインストで特に小難しいことはしてないんだけど(そういうのを求めてる人にはお薦めしません。)、ただ単純にギターが、ベースが、ドラムが、アンサンブルがかっこいいです。こういうジャムバンドにしては疾走する曲も多くてキャッチーなメロディがしっかりあるんでブランキーが好きだった人や普段、シンプルなロックンロールばかり聴いてるような人も聴きやすいかもね。 てか、これはロックンロールだね。歌は入ってないけど全然ロックンロール。頭をカラッポにして感じてください。踊ってください。あー、それにしても中村達也のドラムはやっぱかっこいいわ。 |
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LOSTAGE 『P.S. I MISS YOU』 |
関西を中心に活動している奈良の4人組バンド、ロストエイジの初のミニアルバム。エモもハードコアもグランジもガレージもポストロックも飲み込んだサウンドに叙情的なメロディー、スケール感いっぱいの演奏と独特の世界観を持った歌詞。唯一無二の音世界を展開しています。 この人たちは確か、一年位前にライブを見たことあるんだけど、とにかく演奏力とボーカルの存在感が半端ないんだよね。タイトでヘヴィなリズム、切れ味抜群のツイン・ギター、力強く伸びやかなボーカル、どれをとってもグルーヴ感満天でダイナミック。イギリスのTHE MUSIC(バンド名ね)なんかと比べてもヒケをとらないんじゃないかな。若手ロックバンドの中では群を抜いてると思う。これでアレンジや楽曲にもう少し深みが出たら無敵だね。初期ナンバーガールをより轟音に、より深く、よりダイナミックにしたような『手紙』、『少年』、本場ニューヨークのガレージ・バンドも軽く吹き飛ばすような勢いのガレージロック・ナンバー『MIND JIVE』あたりが秀逸。 |
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LOVE PSYCHEDELICO 『THE GREATEST HITS』 |
LOVE PSYCHEDELCOの1stアルバム。1stアルバムにしてタイトルは『THE
GREATEST HITS』。その題名に恥じない素晴らしい内容。 ビートルズ、ストーンズ、ツェッペリン、ボブディランなど60年代〜70年代のロックの影響が色濃い、ブルージーでアーシーな演奏に、シェリル・クロウを思わせるような女性ボーカル。歌詞は英語と日本語が混ざってるんだけど、彼女独特の歌い方で全部英語に聴こえる。その独特の歌とご機嫌(死語?)なロックが絶妙にマッチ。 シングル3曲が特にいいけど、他の曲もいい。ハッピーでラブ&ピースなロックンロール。日本発ロックンロール。最高。こんな作品が100万枚以上も売れるなんて、日本の音楽界もまだ捨てたもんじゃないと思う。日本のロックンロールなんて・・・って言ってる洋楽ファンに聴いて欲しいアルバムです。 |
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LOVE PSYCHEDELICO 『EARLY TIMES』 |
オリコンチャートで初登場1位を飾ったラブサイケデリコのベスト盤。60年代のロックンロールに通じるようなブルージーなギターリフに必要最低限のシンプルなリズム、そこに英語と日本語が不自然なく融合した歌詞、けだるくてやっぱりブルージーな歌声。シェリルクロウにカナリ影響を受けてるんで唯一無二とは言いづらいけど、最近のメインストリームの中では明らかに異質の存在感。日本のバンドらしいワビサビのメロディで日本人受けは本家以上かな。日本語と英語が自然に入り混じった歌はラブサイケデリコならではのオリジナリティ。 で、このベストアルバムだけど、ただ年代順にキャッチーな曲を並べただけのベストアルバムと違って、曲順や選曲がちゃんと練られてるような印象。1作目からクオリティが高かったのと、3作リリースしてもサウンドにあまり変化がないことも幸いして、1つのアルバムとして凄く完成されてるように感じます。新曲2曲もいい感じ。捨て曲はもちろんなし。ベストアルバムってあまり好きじゃないけど、これはいいんじゃないですか。ずっと聴けるベストアルバムだと思う。初めての人もこれから聴いてみることをお薦めします。 |
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LOW IQ 01 『MASTER LOW』 |
最近の若い子はスーパースチューピッドの・・・とか言っても、きっと分からないんだろうね。スーパースチューピッドは、ハイスタとかハスキンとかシャーベットとかブラフマンとか、日本のパンク・シーンが盛り上がりを見せてたときに人気のあったバンド。パンクを基調にしながらも、ヒップホップやエスニックなどを他ジャンルの要素もいっぱい飲み込んだ何でもありの超おバカ・サウンドが印象的。 これは、そのスーパースチューピッドのベース・ボーカルの初のソロ作品。スーパースチューピッドの何でもありな感じを引き継ぎつつ、よりポップに突き抜けた音世界を展開してます。何といっても、色んなジャンルをごちゃ混ぜにするミクスチャーなセンスと、それをポップにまとめあげるメロディーのセンスが抜群。これはパンク版フリッパーズギターだね。最初に聴いたときは、音楽の幅も狭く、もっと激しいのばっかり聴いてたせいか「こんな軟弱な音はいらんわい!」って感じだったけど、今聴くとホントいい感じです。とりあえずマニアックなところを一周してからポップに弾けたような絶妙のポップ感がたまんない。ただ、CDの音質が若干悪いのは残念。 |
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LOW IQ 01 『MASTER LOW 2』 |
活動休止中(実質的解散?)のスーパースチューピッドのベース・ボーカル担当の“いっちゃん”ことLOW
IQ 01のセカンド・アルバム。2001年リリース。パンクから、ハードコア、メタル、カントリー、スカ、レゲエ、アイリッシュ、ボッサまで前作以上のミクスチャー具合でありながら、ポップ度も大幅にアップ。一度聴いたら口ずさめるポップなメロディーを単純に楽しむも良し、じっくり聴き込んでミクスチャー具合を楽しむも良し。聴けば聴くほど楽しくなります。一粒で何度も美味しいポップ作品。傑作です。 ボーカルに関しては、そこまで魅力的なものではないと思うけど、この人のミクスチャー感とかポップ感とか、音楽センスはちょっと凄いと思うな。ユカリ・フレッシュのキュートなボーカルをフィーチャーしたセックス・ピストルズの『ANARCHY IN THE UK』のボッサ・カバーなんかもホントに秀逸。 |
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LOW IQ 01 『MASTER LOW 3』 |
MASTER LOW名義で各地のロックフェスにも多数出演しているLOW
IQ 01の3作目。アルバムのタイトルも毎回、『MASTER
LOW』だし、分けわからなくなってる人もいると思うんで一応、説明しとくと、CDでのソロ名義が「LOW
IQ 01」で、ライブでのバンド編成の名義が「MASTER
LOW」です。 今作もロック、ソウルやファンク、ボサやディスコ、プログレなど、さまざまなサウンドを飲み込んでるんだけど、これまでに比べるとロック度がやや高くなったかな。大人っぽくなったというか、凄く落ち着いたような印象。安定しすぎて、ちょっと面白みに欠けるような気がしないでもないけど、マシュー南に「それは良いロック?悪いロック?」って聞かれたら、間違いなく「良いロック!」って即答するだろうな。メロディーセンスは相変わらず抜群。さまざまなジャンルをゴチャマゼにしてポップに昇華するアレンジ能力も抜群。音の深みは大幅に増して、「良いロック」が鳴ってます。これ以前にリリースされたスマッシュヒット・シングル2枚がどちらも収録されてないことは、ちょっと残念だけど、そんな安易に売り上げを優先していないところも「良いロック」だね。 |
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LOW IQ 01 『THAT'S THE WAY IT IS』 |
LOW IQ 01(いっちゃん)のメジャーデビュー作となるミニアルバム。日本語タイトルもあるけど、歌詞はやっぱり英語、相変わらずのいっちゃんワールドを展開。WEEZERばりのキャッチーなパワーポップあり、アコギの弾き語りあり、いっちゃん流のハードコアあり、打ち込みを取り入れた曲あり、カラフルでポップな音を聴かせてくれます。 色んな音楽の要素が見え隠れするのは以前と変わりないけど、ごった煮な感じよりもキャッチーなメロディを前面に出してるような印象かな。あと所謂、メロコア、スカコア的な感じはあまりなくて落ち着いた印象。個人的には初期の作品みたいに突き抜けたアゲアゲの曲ももっと聴きたいんだけどなあ。 |
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LUMINOUS ORANGE |
竹内里恵のユニット、LUMINOUS ORANGEの3年ぶりのアルバム。 |
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LUNASA 『LUNASA』 |
CSでライブ中継を観て、一目(一聴)惚れしたアイルランドのバンド、LUNASAの1stアルバム。 全曲インストで、全11曲中8曲がライヴ録音。伝統的なアイリッシュ・ミュージックなんだけど、テンポの早い曲が多く、テンションも高くて、聴いてて気持ちいいです。 イーリアン・パイプの音が凄くいい。終始スリリングでかっこいい。 悪くはないんだけど、2nd以降に比べると、このアルバムはちょっとイマイチかな・・・ |
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LUNASA 『OTHERWORLD』 |
LUNSAの2ndアルバム。今作は全曲スタジオ録音ってこともあってか1stより完成度が高い。 曲の構成力が大幅に向上している。また、スピード感は前作以上にあって、踊れる感じ。 ケルト音楽はあまり聴いたことないんで、知識も少ないんだけど、これはカナリかっこいい。 ケルト音楽に興味のある人は是非聴いて欲しいです。 ちょっと違うけど、渋さ知らズとかを好きな人は気に入るかも。 |
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LUNASA 『MARY SISTERS OF FATE』 |
LUNASAの3rdアルバム。前作も凄く良かったんだけど、今作がまた大傑作。 |
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LUNASA 『REDWOOD』 |
LUNASAの4thアルバム。 LUNASAに興味を持ったのはライブ中継を見てなんだけど、この作品は、そのライブに一番近い印象を受けた。フルート、フィドル、イーリアン・パイプなどのトラディショナルな楽器に、ギターやダブル・ベースをフィーチャー。アイリッシュ音楽がもともと持っている叙情的なメロディや楽器の響きに、ロックやダンス・ミュージックに通じるような躍動感やグルーヴ感が加わっていて、最高にカッコいい。全曲文句なしに良い。正直言って、僕はアイリッシュ音楽にそんなに詳しいわけじゃないけど、良いものは良い。 LUNASAはもっと注目されてもいいと思うんだけどな・・・ |
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LUNA SEA 『LUNA SEA』 |
91年にリリースされたLUNA SEAのインディーズデビュー作。僕が初めて好きになったバンドはエックス。で、当時、エックスの弟分みたいな感じで雑誌に載ってたのを見てこのアルバムを購入。僕が生まれて初めて買ったインディーズのCDだったりします。そして中学生だった当時の僕、美術の授業でLUNA
SEAの絵を描いてました(笑) LUNA SEAの大ファンだった僕だけど、最近久しぶりに聴いたら凄い良くて…久しぶりに聴こうと思ったきっかけは最近ハマってるミドリってバンドのハジメさんのブログで「昨日は凛として時雨の皆さんと楽しく打ち上げをしました。LUNA SEAのマザーがいかに素晴らしいアルバムかを語りました。」っていうのを見たこと。 このアルバムはまだ音も悪いし、荒々しさも残ってるけど、その荒々しさが逆にヒリヒリしててかっこいいです。2本のギターの絡み、バイオリンの使い方、プログレの匂いもする曲構成など、この頃からアレンジセンスが素晴らしく、薄っぺらいビートパンクに終わってない。歌詞はちょっと痛いけど、それもまあLUNA SEAの良さではないかと。 |
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LUNA SEA 『IMAGE』 |
ルナシーのメジャーデビュー作。ポジパン、プロゴレ、ニューウェーブ、メタルなど様々な要素を取り入れつつ、独特のダークな世界観を構成。メロディはあくまでポップ。SUGIZO、INORAN、Jの3人が作曲してて、それぞれの色が強く出てるのにアルバム全体にまとまりがあるのは凄いね。所謂、バンドマジック?最近の日本のバンドってボーカルのワンマンバンドが多いよね、結構。 『DEJAVU』、『MOON』、『WISH』など後期までずっとライブで演奏してた名曲も収録してるけど、全体的には楽曲が少し弱いような印象かな。初めてルナシーを聴くにはあまりお薦めしません。決して悪い作品ではないけどね。ただ、個人的には『DEJAVE』はLUNA SEAの中でも最も好きな曲の1つ。他のアルバムを気に入ったら、この作品も是非、聴いてみて欲しいな。 |
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LUNA SEA 『EDEN』 |
ルナシーの3作目。彼らの初めてのシングル『BELIEVE』も収録。この『BELIEVE』は展開もよく練られてるし、ルナシーのウリの1つであるバイオリンもうまく取り入れ、楽器同士の絡みも絶妙。もともとルナシーが持ってた魅力を疾走感たっぷり、キャッチーなメロディで大衆に届きやすく仕上げた初のシングルらしいシングルだと思う。 アルバム曲もこれまでの作品に比べるとポップな印象。メロディアスでキャッチーな曲が多いのかな。よく言えば、聴きやすい、悪く言えばあっさりしすぎ。好き嫌い分かれる作品だと思うけど、個人的にはやっぱりもっとダークで深みのある音がルナシーだと思うんだよね。なんか物足りない。 |
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LUNA SEA 『MOTHER』 |
ルナシーの4作目。これがミドリのハジメさんがブログに書いてた作品です。ホントこの作品は素晴らしい。前作同様メロディアスなんだけど、今作のメロディは退廃的で美しい世界観をより深みのあるものにしてるし、楽器隊それぞれが個性的でそれが絶妙に絡み合う。美しい高音からずっしりと重みのある声、激しいシャウト・・・7色に変化するボーカルも最高。河村隆一のソロしか知らない人はあのねちっこい歌い方のイメージだろうけど、この作品くらいまでの彼の歌を聴くと驚くんじゃないかな。曲に合わせて変幻自在でこんな表現力のあるボーカリストはなかなかいないと思う。それがソロ以降なんであんなことになっちゃったんだろうね。モノマネのネタになり、今じゃ・・・ まあ、今は今、過去は過去。この作品は疾走感のあるロックナンバーも、重厚なミディアムロックも、深みのあるプログレッシブな曲、どれも隙がなくアルバム全体の流れも完璧。日本のロック史に残る名盤だと思います。ヴィジュアル系に偏見を持ってる人や河村隆一のソロのイメージで聴かず嫌いしてる人は騙されたと思って聴いて欲しいな。 |
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LUOMO 『THE PRESENT LOVER』 |
ミニマル・ダブ・エレクトロニカのVLADISLAV
DELAYのLUOMO名義での2ndアルバム。 VLADISLAV DELAYとは一転、全編ボーカルをフィーチャーした歌物ハウス。ディスコ・テイストのグルーヴィーな4つ打ちトラックに、女性ウィスパー・ボイス。アッパーで踊れるって感じではなくて、優しく美しい心地良いハウス。ミニマルな展開が多いんだけど、ボーカルが適度にポップで聴きやすい。トラックは普通のハウスに比べて重層的で凄く凝っています。この辺はエレクトロニカを通過したアーティストならではかな。 M-8『TESSIO』なんて、かっこ良すぎ。ハウス好きはもちろん、普段ハウスを聴かないような人にもお薦め。くるりの『WORLD'S END SUPANOVA』を聴いてハウスに興味を持ったような人にもいいかも。 |