ミクストバッグのなおとです。

前回の買い付けブログの続き。

スリフトダイジェスト中編です。

年々スリフトの商品の値段も上がってきてるんですが
今回はなおさらそれに苦しめられました。
某スリフトで見付けたこちら。
GAPのジップアップジャケットとロンドンフォグのスイングトップ。
どっちも汚れあり。GAPは穴もあり。
GAPは30ドル(5,000円くらい)、ロンドンフォグは20ドル(3,500円くらい)。
そこに税金も乗っかる。
ちなみに後者はこの前空いた時間に寄った日本の大手古着屋
にサイズ違いがあって3300円で売ってました。
日本で買ったほうが安いし
GAPはGAPってだけで値付けが高くなってたけど
正直そんないいデザインでもないやつ。
10ドルでも買い付けてない。
スリフトってなかなか良いのが見付からないけど見付かったら安く買い付けれる
って感じだったのが段々、良いのが見付からないし見付かってもしっかり高い
になりつつあります。
円安もあるし送料もコロナ前に比べるとかなり上がってるので
以前みたいにちょっといいのがあったら気軽に買い付けるって感じに
出来なくなってるのが現状。
まあ、プラスに考えればより吟味して買い付けてるので質は上がってるのかも?

やっと見付けたと思ったVintage Tee。
でも偽物。
リプリントは割とすぐ分かったけど調べたらボディまで偽物だった。
タイで作られてるであろう偽物ボディ。
数年前のブームから多く作られるようになって
タイ買い付けの人からは偽物が多いことを聞いてたけど
回り回ってアメリカの田舎町にまで出回ってました。
困ったもんです。
やっと見付けたと思ったら偽物パターンもこれから増えるのかもしれません。

なかなか困難なスリフト買い付けですがMIXED BAGらしい
「色」と「遊び心」あふれるアイテムたちを集めてきました。

たやさんも僕も大好きなこのアニマルクッションのシリーズも
運良く各地で4種類買い付け出来ました。

無駄に裏地がグリーン。
リバーシブルかと思ったら違った。
こういう遊び心たまらないし
無名ブランドだけど袖口をスナップで調整できたり
フードを取り外せたり作った人のこだわりが光る。
こういうのを見付けたときは一人でニヤついてます。

この色は初めて見たNIKEの名作。
スーパーアルパインみたいなリップストップ。
最高ですね!

これはもう売れちゃったけどラルフのめっちゃ良かった1枚。
売れ残ったら欲しかったです。
WOODMAN WORKSHIRT
初見だけど一体何種類あるんだろう。

その日はボロボロで後半全然何も買い付けれず。
もういっそのこと次の街に向かおうかと思いつつ
ここが最後!の気持ちで行ったスリフトで出たVintage。
こういうのがあるからやめれないんですよねスリフト買い付け。

からの調子に乗ってもう一店舗!と駆け込んだ閉店間際のスリフトで発見。
Vintageのミリタリーのつなぎ。

この日もなかなか不調でしたが後半出たチャンピオンの70年代のTシャツ。
やはりテンションあがってマッハで閉店間際の同系列のお店に行きましたが
同系列なのに閉店時間が違ってもう既に閉まってた・・・
そんなこともあります。

大手チェーンじゃないスリフトストアって閉店時間が早かったりするんですが
ここは夕方閉店のお店。
閉店時間ぎりぎりに飛び込んでVintageを複数ゲット。
こんなこともあります。

買い付けの時って服のデザインももちろんだけどタグを瞬時で見てるんだけど
古いもの特有のタグを見た時って本当にテンションあがります。
これは40年代くらいのライフセーバーベスト。
昔の服のタグってなんでこんな魅力的なんだろ。

ウチのお店でも何度かこのタグのTシャツが入荷してると思うけど
そのロゴドンは初めて見ました。
ボディメーカーの敢えてのロゴドン。
古着好きにはたまらないんじゃないでしょうか。
僕はたまらなすぎて
普段、たやさんと二手に分かれて真ん中で合流してるんですが
まだ途中なのにたやさんに見せに行きました(笑)

同じ店で買い付けたものでコーディネート出来ると
ちょっと得した気持ちになります。

前半に書いた理由で2000年以降のいわゆるレギュラー古着は
ほぼ買い付けてないんですけどこれは置いていけなかった。
レベル7をプルオーバーにしたようなグッドデザイン。

50というビッグサイズのマクレガーのジャケット。
あまりに大きすぎるからスルーかなと思ったんですが
袖丈が前持ち主によって直されてて
着たら良い感じのビッグシルエットで着れたので買い付けしました。
ハロウィンシーズンは特に魔改造された古着が結構見付かったりするんですが
これは良い改造。

買い付け後半見たこれは魔改造すぎて逆に面白いかもと思いましたが
着てみるとシルエットが絶妙に駄目な感じだったので買い付けませんでした。
でもこんなものに出会えるのは服好きとしては正直楽しいです。

今でも覚えてる初めての買い付けの最初に行ったスリフトで買い付けたのと同じやつ発見。
当時の10倍くらいの値段でスリフトに並んでました。
時代の流れを感じつつ少し迷いましたが買い付けず。
ただこれに高めの値段を付けるってことは
スリフトの店員さんが日本的なデザインに魅力を感じたからで
そう思うと嬉しいですね。

日本物と言えばその街に1軒だけあったド田舎のスリフトにて姫路城。
おそらく日本人観光客なんて来たこともないんじゃないかって街で
これを見付けてなんか嬉しいような
でも、手放したからここにあったわけでちょっと複雑な気持ちになりました(笑)
買い付けブログまだまだ続きます。
また明日!
